学生時代に「テスト勉強した?」と質問しても「やってない」と答えるけど、実際は高得点を取る人ってクラスに絶対一人はいましたよね?
また、普段は授業に全く出席せず、授業に出てちゃんとノートを取っている人からノートを借りてるのにテストでは高得点取ってる人もよくいますよね。
これらの人は、社会に出てから結果を出しやすい傾向にあります。
それはなぜかと言うと、「学生の常識は社会人の非常識」だからです。
目次
学生と社会人では考え方を変えよう
学生の時には次のようなことはやってはいけないと皆さんも教えられたはずです。
- ズル
- カンニング
- フライング
- パクリ
ですが、社会人として結果を出す人はこの4つを上手くやっているのです。
1. ズル(=効率的)
10を目指すとき、1→2→3・・・9→10と1つずつステップを踏むのが定説であっても、いかにしてズルするかを考えることで、1→5→8→10といった形で最小労力で同じ結果を出すことができます。
仕事では必ずしも言われた通りに全てをこなす必要はありません。
自分自身の頭で考えて、ズルできるところはズルをして、少ない労力で同じ成果を出せば良いのです。
そして余った労力を別のことに回せば、より効率的に数多くの仕事ができるので会社からも評価されます。
例えばA→B→Cというやり方で、100という結果を求められる仕事に今まで8時間使っていたとします。
それをA→CというBを飛ばすやり方でやったら5時間で100という結果が出たとすれば、それはズルかもしれませんが、効率性のあるズルですよね。
余った3時間でDという他の仕事をして+20の成果を出しても良いでしょう。
- before
- やり方: A→B→C
- かかった時間:8時間
- アウトプット:100
- after
- やり方:A→C + D
- かかった時間:8時間
- アウトプット:120
会社としても同じ仕事をより少ない工数・時間で完了させ、同じ8時間でも複数の仕事をしてくれた方が嬉しいですよね。
2. カンニング(=人の良さを盗む)
他人の答えを真似してはいけないのは学生時代までです。
社会人ではすでに答えがある仕事を、わざわざ自分で最初からやり方を考える必要などありません。
競合他社、上司、先輩、同僚などの出している解をさっさとカンニングして、そのさらに上を行く努力をすれば良いのです。
もちろん、自分で全く考えない、ひたすら上司や先輩に聞くというのはよくありません。
分からない単語や文章を見かけたときに「丸投げ」しても先輩に聞くのは止めた方が良いですね。
— イシコ (@newsalaryman_21) April 27, 2020
大抵の単語はググれば出てくる。その3分の手間を惜しんで、丸投げすると、聞かれる側に相手にされなくなるので要注意。
もちろん「お手すきにやってよ」とぶん投げるのも良くない。 https://t.co/RbqKSsiYeE
例えば5分考えて、調べてもわからないときは他の人の答えを探すというようにしましょう。
3. フライング(=成功するために事前に動き出す)
仕事において「よーいどん」で始まるようなモノは少ないですよね。
事前にやるべきことが分かっていれば、フライングして準備をすれば良いのです。
前もって準備しようとする姿勢は「用意周到」とポジティブに評価されることも多く、むしろ積極的にフライングはすべきです。
スタート時点から差をつけるのが、デキるビジネスパーソンではないでしょうか。
4. パクリ (=上手な人を真似る)
他人の上手なやり方はどんどん真似るべきです。
その上で自分なりのやり方を効率的に模索すれば良い訳で、パクることは決してネガティブな行為ではありません。
特に社会人になったばかり、転職直後などはどうやって仕事を進めていいかわからないと思います。
先輩がどういう営業トークをするのか、どのような前準備をするのか、また、議事録の書き方や資料の作り方といった細かいことでもとりあえず真似してみればいいのです。
わからないまま、立ち尽くしても時間が過ぎるだけで何も生まれません。
まずは他の人のやり方をパクって、それを自分にあったやり方に変えていくと、効率的に仕事ができるようになります。
根回しだって立派な準備
他にも言葉のイメージはよくなくても、社会人が仕事を進める上で大切なのが「根回し」です。
根回しというと裏でコソコソと動き回って、事前にいろんな人を味方につけてしまうという「ズル」などのマイナスイメージを持っている人が多いと思います。
ですが、仕事を進めるためにはとても重要な過程です。
「根回し」って裏でコソコソとマイナスの印象を持たれがちだけど、大事な意思決定の場では、最重要タスク。
— イシコ (@newsalaryman_21) April 16, 2020
特に昨今は「複数利害関係者が参加」「日本語と英語」「全員オンライン」みたいな条件が重なりやすいため、導きたい方向性や結論を事前にどれだけ擦り合わせるかで会議の生産性が決まります。
会社である以上、上司や上の立場の人たちの承認を得なければいけないことは必ず発生します。
いざ、承認を取るための打ち合わせの場で、初めてアイデアを披露してもそのアイデアに対する質問や反対意見が出て話が進めなくなってしまいます。
事前に決定権のあるキーパーソンに丁寧な説明をする、反対意見が出た時にフォローしてもらえるように上司に理解をしてもらう。
円滑に会議を進め、合意を取り、自分が望む結果にするためにこうした根回しは必須です。
「ズル」「フライング」と思われても、仕事を円滑に前に進めるために「根回しは」必要なのです。
学生の常識は社会人の非常識
社会人では、次のような人が活躍すると述べました。
- 学生時代に授業には出ず、授業に出ている人からノートを借りる
- そして、テストに出るところだけを効率的に勉強する
学生ではひたすら真面目に話を聞いている人がテストで良い点を取れますが、社会人は真面目に聞いているだけでは成功できないこともあります。
「ズル」をして少ない労力で同じ結果が出せるならそれも良しです。
答えがわからない時は「カンニング」して早く進めるのも選択肢の一つです。
他の人のやり方を「パクる」ことも必要です。
また、仕事では「フライング」してとにかく先に準備した方が、評価させることもたくさんあります。
成果を出すために生真面目でいること必要はありません。
社会人で大事なのは「目的」を達成すること、そのために「手段」に拘らないことです。
自分なりに考えて、最善の方法を考えましょう。
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