【書籍販売開始】『入社1年目からどう働くか』

【あなたのプランB】24. オミ

おみ

第24回の「あなたのプランB」、今回は、「発酵起業家」のオミさん(@kouji_ouji)に書いていただきました。

楽天(株)を退社し発酵業界で起業、日本で1番高い生の甘酒ジェラートを開発し、製造からマーケティングまで1人でこなすという異色の経歴を持つオミさん。

オミさんの経歴の裏に隠れた考えやプランBについて語ってもらいました。

僕が提唱する「プランB」の大切さについてまだ記事を読んでいない人は、別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。

プランBトップ プランBのすゝめ

プランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。

皆さんもオミさんの言葉からたくさんのものを吸収してください。

1. オミのキャリア

オミ

はじめまして、発酵起業家のオミと申します。

ご縁あってイシコさんの「プランBのすすめ」に投稿させていただく事になり大変嬉しく思っております。このプランBという概念がとても好きです、自身が20代新卒からのキャリア設計に足りなかった概念、もっと早く出逢えていればと思うばかりです。

ここでは「僕は人生をマーケティングしてキャリア構築をした」と定義づけて話していこうと思います、宜しくお願い致します。

SNSではオミと名乗っておりますが本名は真臣といいます。(戦国武将に出てきそうな名前ですねとよく言われます)

肩書き通りに僕の仕事は発酵食の製造販売業になります、発酵全般ではなく「甘酒」を作っています、甘酒といってもスーパーや大手通販サイトで目にする飲むタイプではなくジェラートタイプの甘酒で、日本で一番高い生の甘酒ジェラートとしてブランディングしマーケティングからプロデュースまで一人で事業運営しています、いわゆるD2Cモデルです。

 

前職は楽天株式会社で広告営業をしておりました、IT業界から伝統業界へ転身したのは皆に驚かれましたね、それだけにインパクトは非常に強く起業後1年でメディアに取り上げていただく事も多く逆張りのキャリア転身はひとまず成功したと思っています。

 

先に申し上げておくと僕は典型的な出来損ないです、学生時代の部活は万年補欠、成績万年最下位、学習塾は3日で辞め家庭教師がお手上げするほどの知能指数の持ち主で、さらに内向的で気弱というオプションも備わっています、そこを念頭において読み進めていただけると幸いです。

2. オミにとってのプランB

オミ

僕のファーストキャリアはアパレルスタッフです。

学歴は専門学校卒で就職したい企業は見事にオール大卒条件、早くも人生の選択肢を大幅に削られています。

大学に進まなかった理由が勉強をしたくなかったという圧倒的なバカです。

ここでサボったことで10年間も苦労する事になります。

今回の投稿で僕は何を言いたいのか結論を述べると「出来損ないこそ何者かになる必要がある」です。

アパレル時代は人生史上最大の黒歴史でありパワハラを原因に人生を一度終えようとしたほどの経験があります。

詳細は省きますが自身の能力不足による悲劇といったところでしょうか。

一刻もその環境から逃げる必要があったのです。

転職活動をするも履歴書に書ける内容といえば「最終学歴大卒以下」「実績なし」「スキルなし」あるのは意気込みだけ、おかげで職務経歴書を書かずに済みましたね。

面接官には「販売スタッフ?学生のバイトじゃないんだから、どこも雇ってくれないよこれじゃ笑」と言われ己の努力不足を呪いましたよね。

その一言で自分の社会的価値、評価が明確になり自分を商品としてマーケティングしていく思考になります。

 

能力なし実績なし学歴なし人脈なし、大卒の特権ともいえるOB訪問なども皆無です。

さて、どうしたものか、就ける職業なんて何がある?

誰でも出来る仕事ならいくらでもあるが、、、

不幸中の幸いでしょうか、役に立たないプライドだけはあって出来損ないの僕にも一つだけ曲げれない信念のようなものだけは奇跡的に持ち合わせていました。

それは「誰でも出来る事はしたくない」

物事を判断出来る優秀な頭脳はなかったが幸いにもそのプライドだけが僕の人生の羅針盤となってくれました。

 

アパレルスタッフから転職したのは営業職です。営業職を選択した理由は「自分の社会的価値をつける為」です。

 

冒頭に述べておりますが内向的で知能指数が壊滅的な人間が営業など務まるのでしょうか?

結論、営業職は僕の天職となりました。

営業成績は3年間トップ、支社の立ち上げをおこない、誰もいないたった一人の環境で3年過ごします。

なんとか人並みに仕事をするまでに至っています。営業時代の上司に恵まれた事も大きいでしょう。上司が違っていれば今の人生はなかったと言いきれるほど優秀な上司でした。

 

話は飛びますが営業職を5年ほどこなし慣れてきた20代後半の頃、デヴィ夫人とある会でディナーをご一緒させていただく事になります。

真正面に座っている方はテレビで見たまんまのデヴィ夫人で、僕にこう質問くださった「あなたは何をしている人なの?」

僕は全力で自己紹介をし、夫人からの一言で自分の仕事が天職だと確信した。

「あなた面白いわね、まるでペテン師みたいだわ」と。

どちらかというとペテン師はネガティブな捉え方をするのではないだろうか、僕はバカゆえに何事もポジティブに脳内変換していた。

ポンコツ物語が進みすぎているので話を戻します。

バカなりに営業職を選んだ理由をもう一度いいます。

  1. 人生の潰しをきかせるタメ
  2. 誰でも出来て誰でも出来ない唯一の仕事
  3. 金を作るより人脈を作る方が簡単だと考えた
  4. 自分に社会的生産性評価をつける為
  5. 他人と同じ事をしたくなかった

その中でも①に重きを置いていたと思います。

これは面接官に鼻で笑われた経験がトラウマになっていたからだと思います。

営業職についてから僕のプランB構想は始まります。

 

3. プランBを考える上で影響があったもの・人

営業職を7年経験し人生について考える余白が生まれてきたのは31歳の頃でした。

サボり方も覚え、誰かをヨイショするスキルが上がり、内向的で豆腐メンタルの僕が社内政治に噛みつくようになったり、上司と議論したり、仕事にストイックじゃない同僚に腹をたて、僕がいないと事業が回らないだろうと勘違いするほど仕事になれていた。

多くの人が30代のステージで思うのではないでしょうか。「自分はどうしたいのか」「これからどうありたいのか」と。

 

人生の幸福度は千差万別、僕は年収にモチベーションが紐づかず出世に一ミリも興味が出なかったのです、、

これには本当に悩みました。周りは出世欲に掻き立てられるように仕事に打ち込んでおり僕が感情欠落しているのではないか?とモチベーションが出ない事にコンプレックスを感じていました。

 

年収や出世にモチベーションを出せずにサラリーマンとして人生を消費していくのは自分にとっては監獄のようなものでした。

その感情は日に日に増していき抑える事が出来なくなってきたのです。

 

起業という感情が生まれたのはこの頃でした。そこである書籍を思い出します。

遡る事12年前、仕事がうまく行かずパワハラを受け続けた末に人生を終わらせようとしていた頃、書店である一冊の本に出会います。

「僕は、だれの真似もしない」著者:前刀禎明(さきとう・よしあき)さんの書籍です。

僕はこの書籍に命を救われました、人生を変えてくれたといっても過言ではありません。

 

タイトルを見た瞬間、脳内に電撃が走った感覚を今も鮮明に覚えています。

僕とは正反対な高学歴で起業家であり、あのApple日本法人の社長である人が僕と同じ事を言っている、、

その時思ったんです、僕は間違っていなかったって。勝手な解釈なんですが笑

 

たった10文字ほどの言葉が僕を救ってくれた、それからは魔法にかかったように人が変わっていきました。

 

その著者である前刀さんと12年を経て2021年に会う事が出来たのです。

あの26歳の頃に浴びた電撃再び、あまりにも遠い存在の方だったので会いたいという感情も通り越し、感謝の意だけがありました。

安室奈美恵ちゃんのファンが安室ちゃんに会ったぐらいの衝撃といえばイメージしやすいかも(笑)

 

思い返せば、そこから全てが始まり、点としてか捉えようのない経験や人の出逢いも今では全てが繋がり線になり曲がることのない軸のようなものが生まれたと思っています。

 

点である環境から逃げつづけ、点から点へ逃げるようにキャリアを移し、一見途切れているような道を歩んでいましたが最終的には線になるように出来ているんだと確信しています。

 

これは完全な個人的な見解ではなく、数人の知人も僕と同じようなプロセスを辿り人生を楽しめるキャリア構築をしている事からも、「人生に無駄な事は一つもない」と信じてもいいと思います。

4. オミがこれから持っておきたいプランB

起業してもサラリーマン時代の営業スタンスは今も役に立っています。

僕のプランAは発酵起業家です。

そしてプランBが「人生をマーケティングする」という定義でセルフブランディング術をシェアするオンラインサロンがプランBです。

このオンラインサロンは自身が20代に経験した苦しみの原体験と、30代で何者かになるタメに自分をどうブランディングしていくべきなのか、人生をどう謳歌したいのかを問いただしたセルフブランディングスキルを、そして自身の生み出したproductをどのようにマーケティングしブランディングしたのかを経験ベースでシェアするコンセプト設計のオンラインサロンです。(6月1日リリース。詳細は本記事最後にご紹介)

今は何をやる時も一石が二鳥以上になるよう考えるようにしています。

プランBを考えるように癖づいたのは過去の面接官の一言のお陰でもあり、パワハラで追い込んでくれた上司のおかげです。

精神を壊し復讐心をずっと抱えて生きてきた事も今では自分の大切な糧です。

今は復讐心もありません、むしろ感謝しています。過去の出来損ないだった自分も財産です。

5. まとめ

楽天(株)を退社し発酵業界で起業、日本で1番高い生の甘酒ジェラートを開発し、製造からマーケティングまで1人でこなす。

これだけ見ると、さぞかしエリート街道を歩んできた成功者…という印象を持ったのは僕だけではないと思います。

「あなたペテン師みたいだわ」と、まさにデヴィ夫人が仰りそうな言葉を、これだけポジティブな言葉に変換し、そこからオミさんのプランBが始まったと考えると、人生どこにターニングポイントがあるか分からないものですね笑。

今回読ませていただき、僕自身が一番心に刺さった言葉はまさにこのデヴィ夫人の放った一つの質問でした。

 

「あなたは何をしている人なの?」

 

この短い質問にオミさんだけでなく、多くの人が答えに窮するかと思います。(オミさんはさすがのペテン師力を発揮されていたようですが笑)

「人生に無駄なことは何一つない」と信じて、動き出すと点と点が線となる瞬間は僕自身も経験がありますが、多くの点を積み重ねていくことが、このデヴィ夫人の質問に回答できるようになる近道だと思います。

発酵起業家をプランAに持ち、プランBには「嘘をつかずに正直に伝える」ことをモットーにしたオンラインサロンを開設。

そんなオミさんの今後に目が離せません!

この場を借りて改めて素敵な記事を寄稿頂きお礼申し上げます。

6. この記事を書いた人

真臣

koujiouji Co. Ltd./CEO

楽天(株)を退社し発酵業界で起業、日本で1番高い生の甘酒ジェラートを開発、現在は製造販売からブランディング全て一人で手掛けている。2021年2月clubhouseで15分で200万円を売り上げる。サスティナブルなブランドがコンセプト。生産者が報われる社会を目指し各SNSで活動を発信している。Ankerアンバサダー/Voicyパーソナリティ

オンラインサロン(6月1日スタート)

オンラインサロン戦国時代の今、自分もオンラインサロンを立ち上げることになりました。

そこでお伝えしたい事があります。 オンラインサロンは誰でも作る事が出来る反面、特徴は千差万別で自分に合うサロンを選択する意識が必要だと考えています。 僕がオンラインサロンを開設した動機はこちらです。

  • 『正直者が馬鹿を見ない為に』
  • 『生産者が報われる為に』

Twitterでも都度投稿していますが、真面目に生きる人ほど損をしてきた時代背景があると思うんですよね。

悪知恵がないと儲けられないイメージから『儲ける=悪』といった印象が根付いてしまい正直者が馬鹿を見るという言葉も生まれました。

僕は令和に入ってその時代は終わったと思っています、。これからは正直者が勝つ、正直に取り組む事が評価基準になると考えています。

僕のオンラインサロンで得ていただく価値はWebページでご覧いただけますが、ひとつだけお伝えしますと、 『伝える力を養う』です。

物を販売する、価値を分かってもらう、全て伝える力がないと物の価値は無価値になるからです。

長くなりましたが、以上のようなコンセプトで、サロン名は『Honest marketing』となっておりステルスマーケティングの反対語のようなものです。

嘘はつかず正直に伝える事。 サロンの紹介は以上です!

6/1に第一期募集、初日で定員100名完売となっております。

6/6に増枠予定 第一期メンバー募集は6/15締切 詳細は下記URLより

※閲覧には合言葉が必要です、合言葉は[オネスト33]

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その他ご不明点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。

7. あなたのプランB

この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。

強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。

副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。

自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。

「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。

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