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【30代におすすめ】転職サイト・転職エージェント!目的・職種別で徹底比較

おすすめ転職サイト・エージェント

がむしゃらに働き、気付けばアラサーとなって若手社員から中堅社員に差し掛かり、少しずつ今の会社でのキャリアパスが見えてきて・・・

同時に「このままで良いのか?」と自問自答が始まるのもこの頃ではないでしょうか。

僕自身もまさにアラサーでの転職を決意し、総合商社から飛び出しましたが、この悩む時期はとてもよく分かります。

もちろん無理に転職をする必要もありませんが、「プランB」としていつでも転職できる用意をしておくと、現在の本業でも思い切ったパフォーマンスができて成果を上げられるというメリットもあります。

とはいえ現在の仕事をしながら転職の準備をするのは、容易ではありません。

30代が転職をするなら、以下のメリットがある転職エージェントを利用してキャリア設計をするのがおすすめです。

  • 転職のプロのサポートが受けられる
  • 転職市場の動向がわかる
  • 自分の市場価値がわかる
  • 利用者に合わせて採用されやすい求人を紹介してもらえる
  • キャリアアップできるようアドバイスしてもらえる

この記事では、僕がおすすめする30代が選ぶべき転職エージェントを、目的別・種類別に紹介します。

目次

30代におすすめの転職エージェント総合ランキング

まずは、30代におすすめの転職エージェントの総合ランキングから紹介します。

目的がはっきりしていない場合は(まずはどこから動けばよいのか、第一歩の踏み出し方が分からないという場合は)、以下のいずれかの転職エージェントを選べば効率的な転職活動が可能です。

1位:リクルートエージェント

リクルートエージェント公式サイトのキャプチャ

公式サイト:https://next.rikunabi.com/

リクナビNEXTの特徴
  • 最大手の転職エージェントで圧倒的な求人数を誇る
  • 幅広い業種・職種に対応できる万能型
  • エージェントの質が高い
  • 30代の転職支援実績も多い

リクルートが運営するリクルートエージェントは、国内最大手の転職エージェントです。

リクルートエージェントが保有する求人数は業界最大手で、2021年4月現在の求人数を見てみると公開求人が10万件以上、非公開求人が15万件以上です。

保有している求人数が多いので、幅広い業種や職種に対応できます。

業界に関する知識量も多く、転職ノウハウに詳しい経験豊富なエージェントが担当してくれるのもポイント。

求人の紹介やキャリアプランの提案をしてくれる、サポートの質の高さも特徴です。

リクルートエージェントでは30代の転職支援実績も多く、全体の36%を占めています。

リクルートエージェントの転職実績

画像引用元:リクルートエージェント 転職決定者の年齢

転職活動をしたい30代の方は、まずリクルートエージェントに登録してみましょう。

\登録に費用は一切かかりません/

2位:ランスタッド

ランスタッド公式サイトのキャプチャ

公式サイト:https://www.randstad.co.jp/

ランスタッドの特徴
  • 外資系やハイキャリア転職に強い
  • 世界38か所に展開していてグローバルな転職実績がある
  • ハイクラス転職を目指す30代におすすめ

オランダが拠点の転職エージェントであるランスタッドは、外資系やハイキャリアに強みを持つ転職エージェントです。

ランスタッドはハイクラス求人を2,000件以上、年収1,000万円以上のITハイクラス求人も1,500件以上保有しています。

世界38の国や地域に展開していてネットワークを持っているので、グローバルな転職実績が豊富な点もポイント。

30代の転職に力を入れていて、転職実績に多くの30代の例が挙げられています。

一例を見て見ましょう。

  • 30代日経オンラインメディア:年収800万円から1,050万円にアップ
  • 30代日系ITベンダー:年収900万円から1,000万円にアップ
  • 30代外資系エンターテイメント企業:年収830万円から1,500万円にアップ
  • 30代外資系オンラインメディア:年収900万円から1,100万円にアップ

外資系・ハイキャリア転職を目指す30代は、ぜひ登録しておきたい転職エージェントです。

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3位:JACリクルートメント

JACリクルートメント公式サイトのキャプチャ

公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントの特徴
  • ミドルクラス・ハイクラス向けの転職エージェント
  • 世界11か国に独自のグローバルネットワークがある
  • 特に外資系企業・海外進出企業の転職支援に豊富な実績がある
  • 30代の転職成功例も多い

ロンドン発祥の日系転職エージェントであるJACリクルートメントは、ミドルクラス・ハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントです。

ミドルクラス・ハイクラス向けとあって、管理職や専門職の転職を多く扱っています。

世界11か国に独自のグローバルネットワークが広がっており、特に外資系企業・海外進出系企業への支援が得意分野です。

30代の転職成功例も多いので、30代が安心して登録できます。

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4位:キャリアカーバー

公式サイト:https://careercarver.jp/

キャリアカーバーの特徴
  • ヘッドハンティング型の転職サイトでハイクラス向け
  • 登録したらスカウトを待つ形式で利用
  • 年収を上げたい30代におすすめの転職エージェント

キャリアカーバーの最大の特徴は、ヘッドハンティング型の転職エージェントであることです。

登録したら自分から何かをするのではなくスカウトを待つ形式の転職エージェント。

人によってはスカウトを受けるまでに時間はかかりますが、年収800万円~2,000万円の求人を多数保有しているので年収アップが期待できます。

自分から転職先を探すのではなく、2,500人以上のヘッドハンターがスカウトしてくれます。

年収を上げたい30代がぜひ登録しておきたい転職エージェントです。

\登録に費用は一切かかりません/

5位:doda

dodaの公式サイトキャプチャ

公式サイト:https://doda.jp/

dodaの特徴
  • 非公開求人も含めて10万件以上の求人を保有
  • 地方の転職にも強い
  • 30代の転職成功者は全体の36.2%(※2020年調査)

パーソナルキャリアが運営するdodaは、大手の転職サイトで転職エージェントの機能も兼ね備えています。

dodaは非公開求人も含めて10万件以上の求人を保有

求人が首都圏に集中しがちな転職エージェントもある中で、地方での転職にも強い点が大きな特徴です。

2020年の調査によると、dodaで転職に成功した人の36.2%が30代でした。

dodaの転職成功率の割合

画像引用元:doda コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】

地方で就職したい30代には、特におすすめです。

\登録に費用は一切かかりません/

30代がまず登録すべきおすすめ転職サイト

転職活動をサポートしてくれる転職エージェントへの登録に加え、求人が掲載されている転職サイトにも目を通しておくのがおすすめです。

転職サイトを活用するメリットは以下のとおり。

  • 自由度が高い
  • 幅広い業種や職種について調べられる

転職サイトは自分で求人の検索・応募をすべて自分で行うので自由度が高い反面、コンサルタントのサポートは受けられません。

転職サイトで情報を得ながら転職エージェントを活用すると、両者の強みが活かせるのでおすすめです。

30代がまず登録すべきおすすめの転職サイトについて、見ていきましょう。

1位:リクナビNEXT


公式サイト:https://next.rikunabi.com/

リクナビNEXTの特徴
  • 最大手の転職サイトで膨大な求人数を誇る
  • 多くの求人の中からおすすめの求人をピックアップしてくれる
  • 企業からオファーが届くことも
  • 自己診断機能が便利
  • 30代が転職市場や自分の強みを知るためにおすすめ

リクルートエージェントと同じくリクルートが運営するリクナビNEXTは、膨大な求人数を誇る最大手の転職サイトです。

独自の高精度AIが分析を行い、結果を元に多くの求人の中からおすすめの求人をピックアップしてくれるレコメンド機能が特徴。

登録して「気になる」に企業を登録すると、登録した企業からアプローチがあったり、企業からオファーが来たりと転職のチャンスが広がる機能も。

30分で自己分析ができる「グッドポイント診断」という機能もあり、利用すれば客観的に自分の強みが把握できます。

転職市場や自分の強身を把握できる点で、30代の転職希望者に必須の転職サイトです。

\リクルートIDで登録できます/

 

2位:ビズリーチ

ビズリーチの公式サイトキャプチャ
公式サイト:https://www.bizreach.jp/

ビズリーチの特徴
  • スカウト機能が大きなメリット
  • 年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上
  • 自分の市場価値を測れる
  • 登録の際に審査がある
  • ハイクラス転職を希望する30代に特におすすめ

ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サイトです。

最大の特徴は、スカウト機能があること。

自分でも求人を探せますが、ヘッドハンターが職務経歴書を見てスカウトをしてくれます。

スカウトは転職のきっかけにもなりますし、自分の市場価値を測るためにも役立つ点もメリットです。

ハイクラス転職サイトと位置付けられているので、登録の際には審査があります。

求人情報の応募条件を満たすキャリアがあると判断された人のみ、ビズリーチを利用可能です。

\登録に費用は一切かかりません/

3位:doda

dodaの公式サイトキャプチャ

公式サイト:https://doda.jp/

dodaの特徴
  • 非公開求人も含めて10万件以上の求人を保有
  • 地方の転職にも強い
  • 30代の転職成功者は全体の36.2%(※2020年調査)
  • 転職エージェントとしても利用できる
  • キャリア診断が可能

総合ランキングでも紹介したように、dodaは求人数10万件以上を誇り、地方の転職にも強い特徴があります。

転職サイトでありながら転職エージェントとしての利用もできるので、柔軟性の高い転職活動が可能です。

30代の転職成功者も多く、キャリア診断によって自分の市場価値もわかる便利なサイトなので、30代の転職希望者はぜひ登録しましょう。

\登録に費用は一切かかりません/

【目的別】30代におすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介

ここからは目的別におすすめの転職サイトや転職エージェントを紹介します。

様々なサービスがあり特徴がそれぞれ違うので、目的に合わせて選びましょう。

30代女性におすすめの転職サイト・転職エージェント

30代の女性が転職を目指すなら、女性に特化した転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。

そこで女性向けのサービスにはどのようなものがあるのか、紹介します。

type(タイプ)女性の転職エージェント

type女性の転職エージェントの公式キャプチャ
公式サイト:https://type.woman-agent.jp/

type(タイプ)女性の転職エージェントの特徴
  • 高年収の求人が多い
  • 多くの利用者が年収アップに成功

type(タイプ)女性の転職エージェントは、キャリアアップしたい女性に向いている転職エージェントで、主に20代・30代の女性を支援しています。

高年収の求人が多く、年収や条件の交渉もアドバイザーが代行して行ってくれる点が特徴。

type(タイプ)女性の転職エージェントを利用して転職した人のうち、71%が年収がアップしたという実績もあります。

今よりも年収を上げたい30代の女性にぴったりの転職エージェントなので、ぜひ登録しておきましょう。

パソナキャリア


公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアの特徴
  • 25万人の転職を支援した実績
  • 16,000社以上の企業との取引実績
  • 地方での転職にも強い

パソナキャリアはキャリアアドバイザーの質が良く、利用者の満足度がとても高い転職エージェントです。

これまでに25万人の転職を支援してきたノウハウを活かして、転職をサポートしてくれます。

取引実績企業も多く、16,000社以上の企業で転職を成功させてきました。

取引実績がある企業から多くの求人が寄せられるので、自分に合った転職先が探しやすくなっています。

パソナキャリアは全国各地に拠点を持っているので、地方での転職に強い点も特徴です。

地方での転職を目指す30代の女性や手厚いサポートを受けたい方に、特におすすめします。

ハイキャリア転職を目指す30代におすすめの転職サイト

ハイキャリア転職を目指す30代には、ハイキャリアに特化した転職サイトがおすすめです。

どの転職サービスを利用すればいいのか、確認しましょう。

キャリアカーバー

キャリアカーバーの公式キャプチャ
公式サイト:https://careercarver.jp/

総合ランキングでも紹介したキャリアカーバーは、ヘッドハンティング型の転職サイトです。

年収800万円~2,000万円の求人がメインなので、まさにハイキャリア転職を目指す人に向いています。

ヘッドハンターがスカウトしてくれる仕組みなので、ハイキャリア転職を目指す人はぜひ登録しておきましょう。

転職決定の平均年収が900万円以上なので、収入アップが期待できます。

ミドルの転職

ミドルの転職の公式キャプチャ

公式サイト:https://mid-tenshoku.com/

タイトル
  • 30代・40代のミドル専用
  • 年収1,000万円以上の求人を10,000件以上保有
  • ハイクラス求人の掲載数が多い
  • スカウト機能も利用可能

エン・ジャパンが運営するミドルの転職は、30代・40代のミドル世代に特化した求人サイトです。

年収1,000万円以上の求人を10,000件以上保有し、ハイクラス転職も期待できます。

経営幹部・管理部長・営業部長など、ハイキャリアの求人掲載数が多い点でもおすすめです。

スカウト機能もあるので、エージェントや優良企業からのスカウトを受け取ることもできます。

30代後半はヘッドハンティング型の転職サイトもおすすめ

経験を積んでスキルを身につけている30代後半の方には、ヘッドハンティング型の転職サイトもおすすめです。

ヘッドハンティングでは幹部や幹部候補としての採用・専門的なスキルを求めての採用などが一般的なので、好条件での転職が期待できます。

(余談ですが、30代後半になってくると、自ら動く転職活動ももちろんありますが、ヘッドハンティングで声をかけてもらったりすることで転職を実現させることも重要になってきます。)

エグゼクティブ転職

エグゼクティブ転職の公式キャプチャ
公式サイト:https://tenshoku.nikkei.co.jp/

エグゼクティブ転職の特徴
  • 日系とリクルートグループの提携でハイクラス求人を特別公開
  • 優良なヘッドハンターが多数在籍
  • 登録するとスカウトメールが受け取れる

ヘッドハンティング型でおすすめなのは、日経が運営しているハイクラス向け転職支援サイトのエグゼクティブ転職です。

日系とリクルートグループが提携しているので、厳選されたハイクラス求人が見られます。

非公開求人も多いので、条件の良い転職先が見つかりやすい点がメリットです。

優秀なヘッドハンターが登録者に合う求人を提示してくれるスカウトメールが受け取れるので、スムーズな転職活動ができます。

【職種別】30代におすすめの転職サイト・転職エージェント

転職サイト・転職エージェントの中には、特定の職種に強みを持つサイトもあります。

そこで30代におすすめの転職サービスを職種別に確認しましょう。

営業職を希望する30代が利用すべき転職サイト

マイナビ転職の公式キャプチャ
公式サイト:https://tenshoku.mynavi.jp/

マイナビ転職の特徴
  • 営業職の求人数が多い
  • 営業職に詳しい
  • 経験が活かせる営業職を探せるので30代にもおすすめ

営業職を希望する30代には、マイナビ転職がおすすめです。

マイナビ転職では多くの求人が紹介されていますが、最も求人数が多い職種は営業職です。

2021年4月現在、公開されている営業職の求人数は3,500件近くになっています。

他の職種では、3,000件を超える求人はありません。

マイナビ転職では営業特集が組まれたこともあるほど、営業職にも詳しい転職サイトです。

専門スキルがある・知識や技術があるなど、これまでの経験を活かして活躍できる営業職の紹介も行っています。

経験を積んだ30代の転職にもおすすめできるサイトです。

技術職を希望する30代が利用すべき転職サイト

レバテックキャリアの公式キャプチャ
公式サイト:https://career.levtech.jp/

レバテックキャリアの特徴
  • ITプロフェッショナルに特化した転職エージェント
  • 企業訪問をしたうえで情報を提供
  • ハイクラス求人も保有
  • スキルを活かした転職での年収アップ率が77%

技術職を希望する30代には、レバテックキャリアがおすすめです。

レバテックキャリアはITプロフェッショナルに特化した転職エージェントで、専門のキャリアアドバイザーが在籍しています。

年3,000回の企業訪問を行っているので、より詳細な情報が得られる点もメリット。

ハイクラス求人も保有しているので、年収アップも期待できます。

スキルを活かした転職での年収アップ率が77%なので、スキルを持っている30代が転職する際にも有利です。

事務職を希望する30代が利用すべき転職サイト

dodaの公式サイトキャプチャ

公式サイト:https://doda.jp/

事務職は人気が高く、なかなか採用されないのが現実です。

2021年4月現在、dodaは2,000件以上の事務職の求人を保有しています。

より多くの求人に出会えるので、事務職を希望するなら保有している求人が豊富なdodaがおすすめです。

自己PR発掘診断などのツールもあるので、うまく活用すれば30代で経験のある人は効果的に自分をアピールできます。

看護職を希望する30代が利用すべき転職サイト

ジョブメドレーの公式キャプチャ
公式サイト:https://job-medley.com/

ジョブメドレーの特徴
  • 医療介護職に特化
  • 医療介護従事経験者が運営している求人サイト
  • 全国の30万件以上の事業所の求人を紹介
  • 様々な勤務形態が選べるので30代にもおすすめ

ジョブメドレーは医療介護従事経験者が運営している、医療介護に特化した求人サイトです。

求人はすべて契約事業所から寄せられているので安心感があり、30万件以上の事業所の求人の紹介が受けられるので選択の幅が広くなっています。

正社員を始めとして、契約社員・アルバイト・パート・業務委託など様々な働き方ができるので、家庭を持っている30代にもおすすめです。

介護職を希望する30代が利用すべき転職サイト

マイナビ介護の公式キャプチャ
公式サイト:https://kaigoshoku.mynavi.jp/

マイナビ介護の特徴
  • 介護職に特化
  • 離職率や職場の環境などの情報も得られる
  • 利用者の満足度が高い
  • 子育てとの両立の相談にも乗ってもらえる

マイナビ介護は介護職に特化した転職サイトで、離職率や職場の環境など詳しい情報も得られる点でおすすめです。

利用者の満足度も高いので、安心して利用できます。

子育てと仕事が両立できる職場を紹介してくれる・人間関係の悩みも聞いてくれるなど、きめ細やかなサービスが特徴です。

家庭を持っている人も多い30代の転職にも、おすすめできます。

30代が転職エージェントを使うべき理由は?

30代が転職エージェントを使うべき理由は?

仕事も脂がのってくる30代が転職を考える場合には、転職エージェントを使うのが手っ取り早く、効率的だと考えます。

理由として挙げられるのは以下の3つ。

  • 30代でも転職に成功する例は多くある
  • 経験やスキルが活かせてキャリアアップできる可能性がある
  • 自分の市場価値を高められる

30代の転職に関連するデータを交えながら、理由について詳細を見ていきましょう。

30代の転職率はどれくらい?

実際に自分が転職を考えたときに気になるのが、同世代がどれくらい転職しているのかどうか。

30代の転職率はどれくらいなのか、厚生労働省の調査結果を元に確認しましょう。

厚生労働省の調査結果

厚生労働省の調査結果

参考:厚生労働省 2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要

厚生労働省が令和元年に調査した結果によると、男性の場合、30代前半の入職率は12.5%、30代後半の入職率は9.7%で、10%前後の人が転職を経験しているとわかります。

女性の場合、30代前半の入職率は19.0%、30代後半の入職率は19.3%です。

男性と女性で入職率に差はありますが、30代でも転職は可能だと言えます。

転職エージェントではプロのエージェントが利用者に合う求人の紹介・書類対策・面接対策などを行ってくれるので、利用すれば自分の市場価値を高められるメリットがあります。

20代までは今後の成長に期待するポテンシャル採用も多く見られますが、30代の転職では経験や身につけたスキルが重視されるキャリア採用が一般的です。

経験やスキルを活かした転職をするなら(ですのでまずはご自身が培ってきた経験やスキルをしっかりと棚卸し)、自分で応募するよりも転職エージェントを利用した方が効率的な転職ができます。

エージェントのサポートを受けて経験やスキルをアピールできればキャリアアップできる可能性がある点でも、転職エージェントの利用がおすすめです。

30代前半と30代後半で転職状況は変わる?

30代の前半と後半で、転職状況は変わります。

各エージェントが出している年齢と転職率に関するデータを2種類まとめて見てみましょう。

リクルートエージェントの転職決定者の年齢

参考:リクルートエージェント 転職決定者の年齢

dodaの転職成功者の年齢調査

参考:doda コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】

転職エージェントによって特徴が異なるため数字に差はありますが、どちらのデータを見ても30代前半の方が転職しやすいことがわかります。

企業は幹部や幹部候補としての採用も考えるので、30代後半になると求められる経験やスキルのレベルが上がるのが一般的です。

転職エージェントを利用すれば、転職市場を熟知したエージェントが利用者の市場価値を高めるサポートもしてくれます。

転職エージェントを活用した方が、転職できる可能性が高まるわけですね。

30代の転職理由を調査!転職すべきなのはどんな人?

30代の転職理由を調査!転職すべきなのはどんな人?

30代が転職理由としてよく挙げている内容について、データを元に確認しましょう。

今回は出向や会社都合など、自分では対処できない理由を除いて紹介しています。

性別と年代 1位 2位 3位
男性:
30歳~34歳
会社の将来が不安(11.8%) 収入が少ない(11.7%) 労働時間や休日など労働条件が悪い(11.1%)
男性:
35歳~39歳
労働時間や休日など労働条件が悪い(14.0%) 会社の将来が不安(11.1%) 能力・個性・資格などが生かせない(11.0%)
女性:
30歳~34歳
労働時間や休日など労働条件が悪い(13.5%) 職場の人間関係が好ましくない(12.1%) 収入が少ない(10.9%)
女性:
35歳~39歳
労働時間や休日など労働条件が悪い(14.8%) 職場の人間関係が好ましくない(13.9%) 収入が少ない(10.0%)

参考:厚生労働省 転職入職者が前職を辞めた理由

上記からわかる主な転職の理由は、以下の通りです。

  • 会社の将来が不安
  • 収入が少ない
  • 労働時間や休日など労働条件が悪い
  • 能力・個性・資格などが生かせない
  • 職場の人間関係が好ましくない

上記の理由はいずれも、働くモチベーションとして大切なものですね。

会社の将来が不安な場合、倒産すれば収入が途絶える可能性もあります。

おもな転職理由として挙げられているものに自分も当てはまると感じた時は、転職も視野に入れましょう。

モチベーションが下がって働く意欲がなくなったり、会社が倒産して困ったりする前に、プランBとしていつでも転職できる準備をしておくと安心です。

30代の平均年収は?転職で目指すならいくら?

収入の少なさを転職理由として挙げている人もいますが、30代が転職するならどれくらいの年収を目指すべきなのでしょうか。

雇用形態別の賃金の平均を見てみましょう。

性別と年齢 賃金の平均(正社員) 賃金の平均(正社員以外)
男女合計(30歳~34歳) 282万8千円 207万2千円
男女合計(35歳~39歳) 316万3千円 214万3千円
男性(30歳~34歳) 294万6千円 222万6千円
男性(35歳~39歳) 334万7千円 235万3千円
女性(30歳~34歳) 258万1千円 195万1千円
女性(35歳~39歳) 272万9千円 200万6千円

参考:厚生労働省 令和2年 賃金構造基本統計調査結果の概況

30代の平均年収は、正社員で約300万円、正社員以外で約200万円となっています。

勤務形態によっても違いますが、30代の転職ではそれぞれの年代の平均収入よりも高くなるような転職先を見つけたいところ。

より高い収入を期待する場合は、ハイクラス向けの転職エージェントを利用すると希望を叶えやすくなります。

30代が失敗しないための転職エージェント利用の流れ

30代が失敗しないための転職エージェント利用の流れ

30代が失敗しないために知っておきたい、転職エージェントの利用の一般的な流れを紹介します。

利用する転職エージェントによって若干の違いはありますが、大まかな流れは同じです。

事前に確認して、スムーズな転職活動をする参考にしてみてください。

  1. 利用したい転職エージェントを選んで登録する
  2. アドバイザーと面談をする
  3. 求人の紹介を受ける
  4. 書類対策をする
  5. 応募・面接対策をする
  6. 内定が出たら入社に向けてのフォローを受ける

それぞれの内容を確認しましょう。

1.利用したい転職エージェントへの登録

求人数が多い転職エージェント・ハイクラス向けなど、特徴を元に利用したい転職エージェントを選んで登録します。

転職エージェントはそれぞれ強みが違うので、複数登録すると効率的な転職活動が可能です。

公式サイトから申し込めるので、必要事項を入力して申し込みをしましょう。

2.アドバイザーとの面談

申し込んだら、アドバイザーと面談を行います。

面談で確認するのは、以下のような点です。

  • 経験やスキル
  • 今後のビジョン
  • キャリアに関する悩みや希望

利用者に関して詳細を確認し、理解したうえで転職活動を進めるサポートをしてもらえます

もちろん全て他人任せにすることはなく、まずはご自身でこれまでのキャリアの棚卸をしておきましょう。自分で言語化できるようになっておくことは、今後迎えるであろう転職の面談でも必ず活きてきます。

3.求人の紹介

面談の内容を元に、利用者に合う求人の紹介が受けられます。

すぐに求人が紹介できない場合でも、後日希望に合う企業からの求人が見つかった時点で連絡がもらえるので、心配はいりません。

4.書類対策

転職エージェントでは、書類対策も行ってもらえます。

応募先の企業を想定して、効果的にアピールできる書類の作成を手伝ってもらえるので、慣れていない場合でも安心です。

5.応募・面接対策

書類対策が終わったら、志望する企業に応募します。

応募の際にはアドバイザーが推薦してくれるので、アピールポイントが企業に伝わりやすい点がメリットです。

面接の日程も転職エージェントが調整してくれます。

面接対策の内容の例を、見てみましょう。

  • 応募する企業の社風の説明
  • 予想される面接内容
  • 効果的な伝え方の練習

応募したい企業を研究したうえでアドバイスしてもらえるので、合格しやすい受け答えができるようになります。

6.内定後のフォロー

転職エージェントは内定したら終わりではなく、以下のような内定後のフォローもきちんとしてもらえます。

  • 入社日の調整
  • 年収交渉の代行
  • 前職を円満に退社するためのアドバイス

フォローが徹底しているので、転職に慣れていなくてもスムーズに進められます。

30代が転職で失敗しないためのポイント

30代が転職で失敗しないためのポイント

30代が転職をする場合、失敗を避けるために知っておきたいポイントが3つあります。

  • 複数の転職サイトや転職エージェントを利用する
  • 希望する条件を担当コンサルタントに伝えておく
  • 即戦力に慣れる人材だとアピールする

それぞれについて、詳しく紹介します。

転職サイトや転職エージェントは複数利用する

転職サイトや転職エージェントはそれぞれ独自の強みを持っているので、強みを生かすためにも複数の利用がおすすめです。

転職サイトや転職エージェントには、主に以下の2つのタイプがあります。

総合型 ・ほとんどの業種や職種をカバー
・取り扱い求人数が多い
・実績もあるのでフォローが的確
特化型 ・業種や地域など得意とする分野を持つ
・特定の業界に精通していて事情に詳しい
・アドバイザーの経験を踏まえたアドバイスが受けられる場合も

総合型の最大のメリットは、多くの求人を保有している点です。

取り扱い件数が多いので希望の求人が見つかりやすく、多くの転職をサポートしてきた実績があるので的確なフォローが受けられます。

その分特定の業界には弱い面があり、専門用語などが通じない可能性がある点はデメリットです。

特化型の転職サイトや転職エージェントは、特定の分野に強みを持っています。

保有している求人数はあまり多くない傾向がありますが、業界や地域に詳しいので有益なアドバイスが受けられる点が大きなメリットです。

どちらの強みも活かせるので、総合型と特化型の両方に登録しましょう。

希望する年収や条件を担当コンサルタントに伝える

転職する場合、転職そのものを目的にするのではなく、転職先の職場に何を求めるかを明確にしておきましょう。

転職そのものを目的にしていると、目的を達成した時点で目標を見失う可能性もあります。

希望する条件を決めずに転職すると、今よりも条件が悪くなって転職を後悔することにもなりかねません。

30代になると何度も転職を繰り返すわけにはいかないので、今後長く働き続けられる会社を選ぶ必要があります。

転職する際には以下の点に関する希望を明確にして、担当コンサルタントに伝えましょう。

  • 年収
  • 業種や職種
  • 休日などの労働条件
  • 社風

仕事で何を得たいのか・何にやりがいを感じるのかなど、希望を明確にしてから転職すると、転職後に希望と違ったと思う可能性が低くなります。

担当コンサルタントに希望を明確に伝えておくと、希望に合う求人を紹介してもらえるので、ミスマッチが起こりにくくおすすめです。

30代は資格よりも経験が物を言う!即戦力になる経験を伝える

20代のうちは今後の成長を期待するポテンシャル採用も行われますが、30代になると経験やスキルを重視するキャリア採用がメインになります。

30代で入社してくる人に対しては、これまでの経験を自分の会社でどう活かしてくれるのか、自分の会社の業務と合うかに重点が置かれるのが一般的です。

資格を持っていても使えなければ、仕事の上で役立てられません。

これまでの経験を活かして即戦力になれる人材であるとアピールできれば、今よりも良い条件での転職も可能になります。

以下のような経験があれば、積極的に伝えましょう。

  • 前職で実績を残した仕事の内容
  • マネジメントの経験
  • スキルや専門性

前職での実績がある分野があれば、今後も同じように活躍してくれると(再現性をしっかりと伝えられるので)予想できるので、好印象です。

マネジメント経験は様々な業種で求められるので、積極的にアピールしましょう。

前職で培ってきたスキルや専門性も、転職先の会社で活かせます。

(給食時に求める条件を洗い出すことも大事ですが、相手もあなたが入社して会社に貢献してくれることを期待している訳ですから、)即戦力になれるということを、経験を元に具体的にアピールしましょう。

30代の転職をもっと知るためのQ&A

30代の転職をもっと知るために、よくある疑問に対する回答をまとめて紹介します。

疑問がある方は、参考にしてみてください。

30代の転職未経験者でも転職はできる?

30代の転職未経験者でも、転職は可能です。

アピールポイントをしっかり伝えられれば、転職経験がない方でも転職できる可能性があります。

30代の転職希望者がアピールしたいポイントは、以下の通りです。

  • スキルや専門性
  • 即戦力として働けることをアピールできる経験

これまでのキャリアを振り返って、転職先で活かせる点や積極的に取り組みたい内容を伝えましょう。

初めての転職の場合は特に自分での対策は難しいので、転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントを利用すればキャリアの振り返りはもちろん、書類対策・面接対策など様々なサポートが受けられます。

慣れない転職でも効率的に進められるので、ぜひ登録を検討しましょう。

30代転職未経験におすすめの転職サイトは?

30代転職未経験におすすめの転職サイトは、dodaです。

dodaは転職サイトと転職エージェントの両方の性質を持っているので、初めての転職でも便利に利用できます。

非公開求人も含めて10万件以上の求人を保有しているので、希望の求人が見つけやすい点もメリットです。

地方の転職にも強いので、地方で職場を探したい方でも使いやすくなっています。

適職探しのヒントが得られる「転職タイプ診断」や、自分のアピールポイントが見つかる「自己PR発掘診断」など、コンテンツも豊富です。

30代のフリーターでも転職はできる?

30代のフリーターでも転職はできます。

転職エージェントの中には、以下のようにフリーターに特化したものもあります。

フリーターに特化している転職エージェント
  • ハタラクティブ
  • DYM転職

ただしフリーターに特化した転職エージェントの多くは、20代をメインターゲットとしています。

たとえばハタラクティブで採用された利用者を見てみると、90%以上が20代で30歳以上は5%しかいません。

フリーター向けの転職サイトでは20代の求人が多い点を理解したうえで、利用しましょう。

30代からの転職で選択肢を増やそう

30代からの転職で選択肢を増やそう

30代からでも、転職は可能です。

今の職場に不安を感じている場合や不満がある場合などは、いつでも転職できるように準備を進めておくといざという時にすぐに行動に移せます。

転職すると今までと全く違う環境になるので、キャリアアップを成功させ自分の希望に合う転職先を見つけることが重要です。

転職サイトや転職エージェントを上手に活用して、いつでも利用できる「プランB」を用意することによって生活を充実させましょう。

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