プランBとは「代替案」という意味の言葉です。
キャリアにおいて良質なプランBを持つことはとても重要です。
プランBがあれば経済的・精神的な余裕が生まれ、プランAにも良い影響がでます。
プランBの重要性は別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。
プランBのすゝめプランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。
中には自分が準備するべきプランBとは何か、どうやってプランBを考えれば良いかわからないという人もいるでしょう。
そこで様々な方に「あなたのプランB」は何かをお聞きし、皆さんの人生におけるプランBの考え方の参考にしてもらおうと思いました。
今回は日系大手で海外事業を担当しながら、Twitterでは人気書籍を中心に図解の画像で人気を集めている、ふじ🗻図解バカ(@fujiwara4blog)に書いていただきました。
図解で2万人ものフォロワーを獲得したふじさんのプランBは皆さんがプランBを考える上でとても有益な情報ばかりなのでぜひ参考にしてください。
目次
1. ふじのキャリア
初めまして、ふじ🗻図解バカと申します。
Twitterではほとんど図解ばかり投稿しており(図解バカだけに)あまり本業の話や、また私自身について話したことがそんなにありませんでした。
またまさかイシコさんのプランBに登場させて頂けるとは夢にも思っておりませんでしたので、是非この素敵な機会に、僭越ながらお話しさせて頂きたいと思います。
私は普段は新卒で入社した、大手日系企業の海外事業部で働いております。コロナ前は月に4〜5ヶ国を飛び回るという海外出張だらけの生活を送っておりました。
正直なところ忙しさを理由に、自分の身の振り方を考える時間なんてとったことはありませんでした。
本来はコロナがなければ7月に海外赴任予定でしたが、それも全て赴任目前で中止となってしまいました。2020年3月以降は、殆どウェブミーティングに切り替わったので今は海外出張は全くありません。
Twitter上では自身のキャリアを構築するためにキャリアアップのための転職をされる方がいらっしゃいますが、私は一度も転職をしたことはありません。
過去には何度か、「今の仕事って自分に向いているのか?自分の今の市場価値はどのくらいなんだ?」と考え、試しに転職活動をしてみようとエージェントに登録したこともありましたが、結果として今の仕事が好きなこと、また自分が仕事に求めるワクワクさや、自己成長に繋がる経験も多々させて頂いていることも重なり、現時点では今の仕事を今後も頑張ろうと継続しているところです。
2. ふじにとってのプランB
プランB
私のプランBはズバリ「図解の発信」です。
これまで自分にとってのプランBとは、
- プランAを充実させるための自己投資として中国語や簿記、会計を勉強すること
- プライベートは思い切り家族と遊び尽くす、大好きなキャンプやフェスに行きリフレッシュする、嫁と子供と踊りまくる
という部分が自分にとってのプランBであった為、
正直なところ今年の2月にまさしくコロナが流行り始めるまでは、「人生常に楽しければ無問題」というくらいで、そこまで深く考えずに生きていました(スミマセン)。
また冒頭に自己投資の部分で、語学は中国語と記載したのですが、英語も日々業務で使っています。日系企業ではありますが、ウェブミーティングで海外の方と打ち合わせることもある為、英語は必須です。
ただその点については学生時代に死ぬほど勉強させていただき、卒業時にはビジネスで使用出来るくらい迄に習得していた為、その分の社会人になってからの自己投資の時間は中国語や簿記に充てることができました。
私みたいな凡人(というかむしろアホ)を鍛えて頂き、国際教養大学の関係者の皆様には感謝しかありません。学生時代は辛く思っていた勉強も今となっては懐かしい思い出です。ありがとうございました(とはいえ語学は日々継続して勉強し続けないとすぐに落ちてしまうスキルなので、調子に乗ってもいられないのですが・・)
プランBを始めたきっかけ
今でこそ自分にとってのプランBとなっている「図解の発信」を考え始めたのはコロナが流行し出した2020年の2月でした。
それまでは、日系大手企業に勤めさせて頂いているという部分、またコロナがあっても比較的影響を受けにくい業種であることから特段大きな危機感も感じていなかったです。
しかし、在宅勤務が多くなり通勤時間が大幅に削減され始めたら、いきなり考える時間が増え、また海外事業部で働いていたことも重なり、海外のコロナウイルスの影響を肌身で感じていた為、敏感に今後の世の中についても考えるようになりました。
と自問自答するようになり、まずは何でも良いから、自分の好きなことから出来ることを試しに発信してみようと考え、手っ取り早く発信が出来るSNSで、まずは個人の発信力を試してみることにしました。 人気図書の図解は、そういった経緯から気付けば行き着いた形です。 Twitterを始めた当初は試行錯誤しながらだったので、全然本の図解ではなく「英語の勉強法」の図解だったり、「有名なスピーチの図解」だったり、形式問わず図解をしていました。 元はといえば、図解を選んだ理由は単純に2つあり、1つは「自分が図解を作成することが好きだから」ということと、もう1つは「世の中皆忙しいから、なかなかyoutubeで動画全て見る時間も惜しい」という感覚もあれば「本一冊を読む時間も取れない」という方も多い気がしたので、要約したら見てくれるかなと思ったからでした。 また図解を始めた当初から今でも根底にずっとある思いは「自分が楽しく発信出来ることかつ、人が欲するものを作りたい」という気持ちで、それはずっと変わっていません。 途中から段々と名著の図解に切り替わっていきましたが、それを様々な方に見て頂けるようになったのも、恐らく現代人が皆忙しく、本は読みたいが読む時間が取れず購入したままになっている、でも内容は知りたい。というニーズにぴたりと合致したのではと感じています。 実際自分もなかなか時間が無く、過去に本の要約サイトやYouTubeを見たことがあります。 ただ共通して感じたことが、どうしても作成側の主観が入っている言葉が多く、「シンプルにその本のエッセンス」が1番知りたいのですがなかなか上手く見つからなかったということでした。 その結果、自分で作ってみたらとても楽しく、かつ必要として頂けたということに繋がりました。 図解の発信を初めて半年位になりますが、とある出版社の編集者様から「本を出してみませんか」というオファーを頂きました。 まさかそんなことになるなんて、本当に始めた当初では予測もしていませんでしたので大変驚いた反面、自分が感じていた「こういうものがあったら嬉しい、便利だな」という感情は、自分だけではなく多くの方が同じように思っているのかもしれないと、確信に変わった瞬間でした。 また自分が自発的に行なったことを認められた事で自分自身を認められたように感じ、改めて自分に自信を持つことが出来たように感じています。 プランAにもとても良い影響がありました。中でも主に大きく3点ありました。 普段の仕事では海外事業を担当しているため、自分にとっての資料作成は常に「言語が違っていても誰にでも分かりやすいもの」ということが重要なポイントでした。 Twitterで図解を発信し始めてからは、自然とこれまで以上に受け手側を意識して資料作成をするようになっていた為、普段の仕事のスピード自体も上がりましたが、資料を認めて頂く機会もプランAでも比例して増えていきました。 図解した名著すべてが私の行動に影響しているのですが、中でも特に「嫌われる勇気」と「7つの習慣」は私の行動を変えてくれた本です。 「嫌われる勇気」は周りの目を気にしすぎる私の顔を張り手してもらったと思うほどの衝撃でした。 「嫌われる勇気」を読んで「点」で勇気を理解した人は多いと思いますが、それらの「点」を「面」として理解し行動するのはとても難しい印象があります。 考え・行動・評価の軸を「自分」に変える方法が書かれている本書。そんなちょっとだけ難しい嫌われる勇気を図解しました。 pic.twitter.com/pQFeG9jrFd — ふじ🗻図解バカ (@fujiwara4blog) July 17, 2020 本書を読んでから他者と比べて劣っている自分に自己嫌悪することが少なくなり、ありのままを受け入れることができるように自己変革を助けてくれたのが嫌われる勇気です。 これは現在継続して図解・ツイートできている根底の理念のようなものになっています。 「7つの習慣」では人生で優先すべき事項とタスク管理面で影響を受けています。 ビジネスマンの必読書とも言われる7つの習慣ですが、習慣4〜6までいくのもやっとですし、習慣5なんて無理ゲーレベルの難易度です。 それでもなおこの本が売れ続けるのは、人生を良くする教訓となる普遍的法則が書かれているからかもしれません。 まずは7つの習慣を思い出しつつ、行動したいものです pic.twitter.com/BCaorRTHjw — ふじ🗻図解バカ (@fujiwara4blog) July 7, 2020 私は昔から興味があるとすぐに心移りしてしまう性格だったのですが、7つの勇気を読んでからは「死ぬ間際に自分が周りからどう思われていたのか?」を考えながら行動できるようになったと思っています。 大きな目標を胸に持ちつつ、その目標に向かって小さな行動を繰り返していくことを学び、実践出来ていると思っています。 新卒で入社し今もずっと勤めている会社では、海外事業の経営企画という私ごときにとったらとても規模が大きく、また裁量も大きい仕事をやらせて頂いており、私自身かなりやりがいを感じています。 またまだまだ仕事を通して成長させて頂ける機会も多くある為、私にとってのプランAはとてもチャレンジングなものであると思います。 また反面、ある意味大手という部分で、正直自分がたいした人間では無くても社会的に信用して頂き、その上で自分に任せて頂けている仕事も多くある為、おかげで普通だったら動かせないような規模の企画や金額の発生する業務を任せて頂けており、嬉しさも感じますが、かなり責任も伴います。 一般的にプランAは安定しているものと思われがちなのかもしれませんが、私にとっては大手だから大丈夫、安心といった概念はありません。 どれだけ世間的に見て安定している企業だとしても、その安定を支えて行く為に自分は常にチャレンジしていかないといけないなと感じています。 チーズはどこに消えた?にでてくるヘムの状態に陥らないように常に行動が必要だと思っています。 図解さんとは、お盆の頃に僕がRTしたことがキッカケでお礼DMをもらったことからやり取りが始まりました。 そこから、あれよあれよと、図解コラボ&あなたのプランBの2連続コラボが実現。 以前、そのやり取りのスピード感を発信したツイートがあるので載せておきますが、お互い持っているプランBのコンテンツのコラボができて、これほどワクワクすることはなかったです! 今回、図解さん@fujiwara4blog とのコラボが急遽決まったのですが驚くべきはそのスピード感。 8/15 8/19 8/21 1週間でこれが実現できるTwitterは控えめに言って最高。 pic.twitter.com/h40oxeYGtT — イシコ @3/17出版『入社一年目からどう働くか』 (@newsalaryman_21) August 22, 2020 さて、図解さんの記事の中で、プランBの軸として以下の文章を拝見いたしました。 「自分が楽しく発信出来ることかつ、人が欲するものを作りたい」 ある意味プランBの方が、自分にとっては「安定」 この二つは、我々がプランBを見つけるときに大事な見極め方だなと改めて気付かされました。 ヒトの欲するものを作った上で、”自分も楽しめる”ことがプランBではないと、ただでさえ主役ではないので長続きしませんよね。 そんな良質なプランBを持つことで、初めて「安定」を感じるというのは令和ならではだと痛感しております。 大企業に勤めることが「安定」とは到底言い難い世の中になってきているからこそ、以前から提唱する「良質なプランBはプランAをより充実させる」という考え方を、実践されている図解さんの今後のご活躍が楽しみです。 出版社から声がかかったとのことですので、恐らく図解シリーズの書籍化もそう遠くない日だと思います。 唯一の懸念は、エッセンスが抽出されているので、本を読まなくても良いのではないかと錯覚してしまうことですが笑、今後のご活躍を楽しみにしております! この度は本コラムにご寄稿頂き、重ねてお礼申し上げます。
ふじ🗻図解バカ Twitter: @fujiwara4blog 日系大手企業の海外事業担当 Twitterでは人気書籍の図解や資料作成のコツや図解で気を付けていることも発信 この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。 強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。 副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。 自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。 「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。
プランBによって生まれた変化
プランBがプランAに与えた影響
3. プランBを考える上で影響があったもの・人
4. ふじさんがこれから持っておきたいプランB
今後のプランA
5. まとめ
図解さんからRTお礼DM
イシコ「何かやりましょう提案」
図解さん「プランB図解提案」
図解さんから図解内容提案
図解を発信6. この記事を書いた人
7. あなたのプランB
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