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【あなたのプランB】10. マルコ

マルコ

プランBとは「代替案」という意味の言葉です。

キャリアにおいて良質なプランBを持つことはとても重要です。

プランBがあれば経済的・精神的な余裕が生まれ、プランAにも良い影響がでます。

プランBの重要性は別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。

プランBトップ プランBのすゝめ

プランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。

中には自分が準備するべきプランBとは何か、どうやってプランBを考えれば良いかわからないという人もいるでしょう。

そこで様々な方に「あなたのプランB」は何かをお聞きし、皆さんの人生におけるプランBの考え方の参考にしてもらおうと思い、この企画を始めました。

そんな「あなたのプランB」も記念すべき10人目を迎えました。

10人目となる今回は、Twitterのフォロワー数5万人を超えるマルコさん(@marco_biz_man)です。

外資系企業で圧倒的なスピードで出世を果たし、現在は欧州の本社で活躍する一方、Twitterではその経験から来るビジネスハックや婚活ネタ、そして鍛え上げられた肉体を発信し続けるマルコさんのプランBとは何でしょうか?

皆さんがプランBを考える上でとても有益な情報ばかりなのでぜひ参考にしてください。

1. マルコさんのキャリア

マルコ

Plan Bのすゝめをお読みの皆さんこんにちは。

一度転職をしていますが、新卒から2社続けてFortune 500に載る欧州資本の企業に勤めているマルコと申します(※1社目は現在ランキングから外れているようです)。

新卒からずっと財務・企画畑で、現在は事業部の世界本社で日系企業でいう事業企画のような仕事をしています。

具体的には会社の長期経営計画の取り纏めや、事業提携・買収・売却案件のバリュエーションが主な仕事です。

これだけ聞くと伝わらないかもしれませんが、大学受験、資格試験、就職活動、転職活動と過去を振り返ると思い通りにいかないことの多く、高校時代の友達には「お前は信じられないぐらいバカ」と真顔で言われたこともある、落ちこぼれのポンコツが僕です。

そんな落ちこぼれが何を考え、どう歩んできたのか、凡人が天才に勝つ為の戦い方をお伝えすることで過去の僕の様に才能や能力は無いけどそれでも成果を上げたい方の参考になればと思い今回執筆させていただくことにしました。

2. マルコさんにとってのプランB

マルコ プランB

Plan AとPlan B

僕にとってのPlan Bですが、「Plan Aで突き抜けること」これしか考えていなく、Plan Bの為に日常的に時間を割くことはしていません。

凡人が天才に勝つ為には時間と労力を集中させる必要があるので戦略的に選んだというよりは弱者の戦い方だと思ってください。

そんな僕のPlan Aは何なのかというと「勤め先で出世する」です。

これはキャリア志向の方なら似た考えをお持ちの可能性も高いかもしれません。では勤め先で出世するがPlan Aの場合、Plan Bになりうるものはなんでしょうか?

勤め先で出世できなくなった場合なので、考えられるのは3つあります。

  1. 転職
  2. 副業
  3. 起業

僕の場合、稼ぎは主目的ではなくあくまで出世が主目的なのでそれぞれどういう位置付けかと言うと

  1. 転職:登る山を変えて、似た位置から再挑戦
  2. 副業:一旦足踏みを許容してスキルや経験を増やしていく
  3. 起業:一旦競技を離れて別の挑戦をした後に戻ってくる

こんな感じです。

「出世」とぼんやりさせた表現を用いていますがキャリアの最終ゴールから逆算すると1年の遅れが後々物凄く重くのしかかることになるので副業や起業を選べる余裕は無く、転職のみがPlan Bとなります。

※この文脈で補足しておきますが、1年の遅れが重くのしかかるので年功序列の日系企業はそもそも選択肢になく、ここから先の話も欧米資本の外資系企業でのキャリアに話を絞ります。

Plan Bのための準備とは

ではPlan Bの転職を走らせる為にはどんな準備が必要でしょうか?

答えは単純で「勤め先で評価されること」これ一択です。中には市場価値と社内評価は別とする意見もありますが、僕の見解は異なります。

理由は3つあって

  1. 欧米資本の大企業の人事制度は共通点が多い
  2. 面接で現在の仕事ぶりを聞いて能力の有無を判断する
  3. 仕事の基本はどこにいても変わらない

これだけだとイメージ湧きにくいかもしれないのでそれぞれなぜそう思うのかを補足していきます。

欧米資本の大企業の人事制度は共通点が多い

「欧米資本の大企業の人事制度は共通点が多い」と僕が思うようになった理由も3つあります。

理由1:1社目と2社目の人事制度が似ていたから※同じ国の企業ですが業界は違います

理由2:欧米資本の大企業が人事制度の変更をする際にKorn FerryやHay Group(※現在はKorn Ferry傘下)等の有名な人事コンサルティングファームを入れているケースが多く、ベンチマークとして異業種含めた他社の制度を参考にしているので結果的に似る傾向にあるから

※こちらは今の勤め先が職務等級制度を導入する際の資料にベンチマークの記載と某人事コンサルを入れたことが載っていたこと、人事からの説明でこの点触れられていたことがこの認識に繋がりました

理由3:転職してきた人達に人事制度を聞いてみると多少の違いはあっても骨子は似ていることが多いから

面接で現在の仕事ぶりを聞いて能力の有無を判断する

面接官をやるようになって再認識したんですが、その人に能力があるかどうかは現在の仕事ぶりを聞いて判断します。

そして仕事に積極的で能力もあるのに評価されていないケースに滅多に遭遇しないことから、その人が勤め先で評価されているかどうか確認すれば大体外れないと感じるようになりました。

勿論「多様性」は現在も欧米資本の企業が取り組み続けているテーマなのでバックグラウンドを理由に不遇されているケースもあるので注意は必要です。

仕事の基本はどこにいても変わらない

仕事の基本はどこにいても変わらない。

これはTwitterを見ていても感じることですが、仕事がデキる人の特徴や仕事術系のツイートって安定して伸びますよね。

これは所属に関わらず共感する人が多いことの表れだと思っています。

このことから勤め先で評価されることで転職も上手くいくと考えている理由です。

「ん?冒頭で転職活動も思い通りにいかなかったこととして書いてなかった?」と思った方、正解です(笑)

実は最初競合に転職しようとした結果、第1志望の企業は最終面接の日程が決まった直後に「今日最終面接した方を採用するので面接キャンセル」と連絡が入りました。

そして第2志望の企業は「社内異動でポジションが埋まったが、別のポジションを準備してオファー出すので待って欲しい」と保留を食らい…

結果的に滑り止めで受けていた会計系のコンサルティングファーム(BIG4の1社)と、業界が変わるので躊躇していた今の勤め先からオファーを得たのが実態なので、評価されなかったというよりはご縁が無かったと捉えています。

なので、結論は変わらずPlan Aで突き抜けることでPlan Bが上手くいく。と言い切りたいところですが、実態は「Plan AのTo-doとPlan BのTo-doを合わせる」ことで時間と労力をPlan Aに集中投下でき、凡人が天才に勝つ可能性が上がると考えています。

プライベートをPlan Aに活かす

僕は筋トレ、ピラティス、ワイン、香水、サルサ等たくさんの趣味を持っています。

もちろん趣味は息抜きでもあるのですが、こういった趣味も全てPlan Aで突き抜ける為の選択でもあります。

では僕の趣味である筋トレ、ピラティス、ワイン、香水、サルサがどうPlan A=本業と結びつくのか解説していきます。

筋トレ

筋トレはコンディショニング、話題性、見た目の印象、尊敬され易いというメリットばかりです。

※若手なので尊敬ポイントを増やしたいのも一つです(ちなみに僕の筋トレの効果はこんな感じです。)

マルコ

ピラティス

コンディショニング。

身体に向き合えるようになるのに1年、心と向き合えるようになるのに3年かかりましたが、深く自分と向き合う為に欠かせないです。

仕事でも内省を繰り返すことで同じ経験でも学びの昇華度合いが変わると思っていて、この点ピラティスから得ている習慣が大きく生きている印象を持っています

ワイン

ゴルフ、ヨット、ワインのエグゼクティブの3大コミュニケーションツールの一つ。

この中で唯一週末を潰さずできるのがワインだったから選んでいます。結婚後に家族の時間を失わない為です

香水

匂いは印象と記憶に強く関わるので、メッセージを伝えやすくする為です。

日本だと香水はマナー違反と捉える職場もあるので外資系(※B2Bだと難しい業界も多い)や美容/ファッション業界等、限定されることもありますが僕は重宝しています。

ビジネスマンにおすすめの香水はこちらを参考にしてください。

サルサ

これはファイナンス≒堅苦しいイメージを払拭する(≒話しかけ易くし、人としても興味を持たれ易くする)為と、ラテンコミュニティが地味にどこ行っても強く、スペイン語を勉強するよりコスパが良いためです。

ヨーロッパだとクリスマスパーティーが会社開催であるのでそういう時に踊れるとかなり強く繋がれるし距離を縮めるツールとしても有効で、こちらに来てから参加したクリスマスパーティーで痛感したことが始めたきっかけでした。

 

このように、趣味は選び方によってはPlan Aに繋がり、良い効果を生み出してくれることもあります。

  • 筋トレやピラティスで心身ともに整える。
  • 筋トレや香水で良い印象を与えられるようにする。
  • ワインやサルサでコミュニケーションの取れる話題を持つ。

趣味は人それぞれあって、リフレッシュするのもとても大事です。

一方で、社外の人と繋がれたり、自分のパフォーマンスを高められたりするような趣味を自分で選んでみるのも非常に大事です。

3. マルコさんがこれから持っておきたいプランB

マルコ プランB2

これから持っておきたいPlan Bですが上記と考え方は変わっていません。ただ、少し変わりつつあるのがPlan Aに活きそうな「副業」を始めたことです。

こちらのツイートの通りですね。

少し補足しておきたいのが、ツイート自体は僕自身の経験に焦点を当てて発信していますが、働き方が多様化する中、副業をする人も増えると思います。

ですので、自分自身が副業をすることで将来副業をしている部下や同僚を持った時に(今住んでいる国では副業が禁止されているのでこのパターンは遭遇しない見込みです)適切にサポートしたりアドバイスしたりできるようになるかなとも思っています。

いずれにせよ副業をすることはあくまでもPlan Aを伸ばす為の選択なことに変わりはありません。

4. 最後に

ここまで読んで「Plan Bを持たず、Plan Aで突き抜ければ良いと考えているのね。ふぅ~ん。」と思う方は多いと思うのですが、「で、具体的に何すればいいの!?」となった方向けに簡単にまとめておきます。

基本的には大きく3段階あります。

  1. ゲームのルールを把握する
  2. 基本に忠実に仕事をこなす
  3. 社内政治を攻略する

それぞれ代表的なツイートを貼っておきますので、ご確認いただけますと幸いです。

1. ゲームのルールを把握する

2. 基本に忠実に仕事をこなす

3. 社内政治を攻略する

5. まとめ

第10回は皆さんご存じのマルコさんに登場いただきました。

マルコさんとの出会い(まだ会ってないですがw)は、2019年3月頃でしたでしょうか。

当時はフォロワー数が数百人程度でしたが、僕自身が気になるアカウントだったのでフォロー始めたのがキッカケでした。

そこから現在5万人強に至るまでの快進撃は皆さんご存じの通りですね。

今回のプランBのキッカケはこのツイートからでした↓

 

公開オファーが決まった瞬間です笑。

 

話が逸れましたが、マルコさんにとってのプランBは「勤め先で出世すること(評価されること)」と、一見プランBではなく、単にプランAを頑張っているだけではないの?と印象を受ける人もいるかもしれませんが、全ての一挙手一投足(筋トレから香水に至るまでw)が出世に向けての布石となっています。

 

「その会社・業界で出世すれば、世界を舞台に市場価値を高められる」

 

ただの脱ぎたがりの筋肉バカではなく笑、そのような会社を意図をもって選ばれて活躍されていることが今回改めて分かりました。

これまで10人の方のプランBを聞いてきましたが、本当に十人十色とは正にこのことだと痛感しております。

全く別のプランBを描く人もいれば、マルコさんのようにプランAを突き抜けることが、最終的に今後の選択肢を大きく広げることにも繋がると考える方もいる訳です。

 

そんなマルコさんが、いつか身体だけではなく顔出しするのを…ではなくw、密かに始めたプランBとしてのCFO就任が今後どのような形でプランAに活きてくるのか、個人的にも今後の発信を楽しみにしております!!

それでは、今回も改めてご寄稿頂きありがとうございました。

6. この記事を書いた人

マルコ

マルコ

Twitter: @marco_biz_man

Voicy:マルコの出世ラジオ

instagram:marco_biz_man

外資系企業に勤務し、現在は本社のある欧州に在住。Twitterでは出世のためのビジネスハック、恋愛ネタ、筋トレなどについて幅広く発信し、フォロワー数は5万人を超える。

7. あなたのプランB

この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。

強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。

副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。

自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。

「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。

プランBトップ プランBのすゝめ

 

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