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【あなたのプランB】22. わび

第22回の「あなたのプランB」、今回は、自衛隊から公務員を経て、外資系企業に転職したという異色のキャリアを持つわびさん(@wabisabist)に書いていただきました。

自衛隊での勤務経験や、メンタルダウンなど様々な境遇を駆け抜けてきたわびさんならではの「プランB」を覗くことができる貴重な機会です。

わびさんの考えをしっかり読み込んで、皆さんのキャリアに活かして欲しいです。

僕が提唱する「プランB」の大切さについてまだ記事を読んでいない人は、別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。

プランBのすゝめ

プランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。

皆さんもわびさんの言葉からたくさんのものを吸収してください。

1. わびさんのキャリア

わびさん

大学卒業後、一般幹部候補生学校から陸上自衛隊に入隊し、10年ほど幹部自衛官として勤務しました。その間、対空戦闘や作戦情報、戦略情報に関する業務に従事する一方で、宮崎県口蹄疫、東日本大震災、熊本地震などの災害派遣でHQの業務を経験しました。

自衛隊退職後は、とある市役所で防災兼消費者行政担当として1年半ほど勤務し、その後、再度転職、現在は航空業界で危機管理を担当しています。

2. わびさんにとってのプランB

私のプランBのお話をする前に、プランBの考え方について紹介しておきます。

自衛隊が作戦を立てるとき、大きな計画の中に「A号」「B号」といった小さな計画を立てます。戦場の環境は常に変化し、その変化に応じて小さな計画を発動します。しかし、大きな計画の目標というのは変わらないのです。いかに戦場の環境が変わろうとも、達成すべき大きな目標は変えてはいけません。

私は仕事やプライベートにおいても同じことが言えると思っています。ですので、プランAやプランBは人生の大きな目標に向かって進む途中の一時期の選択肢と考えています。

この考え方を前提として、以下を読んでいただけると幸いです。

プランA

現在の私のプランAは「今までの知識と経験を武器として、一点突破する」です。

普通すぎてごめんなさい。でも、私のような凡人にとって、このプランは定番にして王道です。私は生粋の防災・危機管理屋なので、基本的にはこの分野で突き抜けようと考えています。 

少し話は逸れますが、自衛隊では作戦・戦闘における突破成功の要件は、「突破正面における圧倒的に優勢な戦闘力の保持及び衝撃力の持続」と教えられます。この突破成功の要件は仕事でも同じと考えています。

 「圧倒的に優勢な戦闘力の保持」とは、とにかく得意分野を究極まで磨き上げることです。企業などの組織は、得意分野の集合体です。個人の弱点を克服したところで、組織にとってはあまりプラスになりません。

「衝撃力の持続」とは、同じパフォーマンスを出し続けることです。そのために重要なのは、十分な休養とプライベートの充実です。

この考えのもと、私はプランAを推し進めているところです。

 

プランB

プランBは「今までの知識と経験を武器として、迂回を企図する」です。何だかよく分からないと思いますので、以下に解説します。

この章の冒頭でも述べたとおり、プランAやプランBは人生の大きな目標に向かって進む途中の一時期の選択肢と考えています。

つまり、人生の大きな目標に少しでも早く、あるいは少しでも安全・安心な道を選ぶことが、私のプランB「迂回」です。自分を取り巻く環境なんてコロコロ変わりますし、コントロールできません。

わざわざ突破をしなくても目標に近づくルートが出てくるかもしれませんし、過酷な環境を強いられるかもしれません。

そして、今の私にとっての「迂回」とは、転職のことです。今後は複業や起業なども出てくるかもしれませんが、今は転職一択です。

幸いなことに、私の武器である防災・危機管理の知識と経験は、競合する相手が少ないです。

この強みを活かして、転職エージェントやスカウトサービスだけでなく、ビジネスSNSに登録していろんな方と繋がりをもって、いつでも転職できる状態を維持しています。

プランBを考え始めたきっかけ

今でこそ地味ながらも自分なりのプランBを持っていますが、このような考えを持つようになったのは、心身ともにボロボロになった経験をしたからです。

当時は、同期でトップ、それまでの仕事も無難にクリアしてきたので、自分が挫折することなど夢にも思っていませんでした。

しかし、残業や上司によるパワハラ、家庭の問題等が重なると一気に窮地へ。耐える以外の選択肢がなかった(考えられなかった)私は、最終的にはメンタルダウンして心療内科通いとなり、普通に仕事ができるようになるまで1年半の時間を費やしました。他にも失ったものはいろいろありますが割愛します。

プランBによって変わったもの

先ほど紹介したとおり、今はプランBをいつでも発動できる状態です。しっかりとしたプランBを持っておくと、心に余裕を持てます。いつでも会社を辞められる気概で仕事に臨むことができます。

いくら会社の環境が良いとはいえ、大企業の危機管理を担当しているので、しんどい状況に追い込まれることは多々あります。でも、以前とは違い、仕事に迷いはありません。上司にためらわず意見し、会議では忖度もしません。思考が仕事に直結しています。

その結果、転職1年目で某省のHPに載る成果を出したり、アメリカ国務省から招待を受けるなど、プランAにも良い影響を及ぼしています。

3. プランBを考える上で影響があったもの・人

私がプランBを考える上で最も影響があったのは、上田篤盛氏やめんおう氏との出会いです。

2人とはメンタルダウン後に配属されたところで出会いました。

上田篤盛氏は、主に防衛省情報分析官として勤務され、現在は軍事アナリストとして活躍されている方です。

上田氏からは戦略的思考や戦略情報など、物事を大局的に見る術を学ぶことができました。また、上田氏から学んだ情報分析手法は、どんな仕事においても活用でき、プランAやプランBの主力の武器になっています。

めんおう氏は、とにかく自分に正直で前向きな方です。詳しくはめんおう氏のTwitterアカウントを見てください。

この2人から、

  1. 人生を大局的・戦略的にとらえること
  2. 前に進む選択肢はいろいろあること
  3. 選択肢を選ぶ際は自分に正直であること

を学び、私のプランB策定に繋がったと思っています。

4. わびさんがこれから持っておきたいプランB

先にも述べたとおり、プランAやプランBは人生の大きな目標に向かって進む途中の一時期の選択肢と考えています。現在のプランBは、いつでも転職できる状態を 維持することですが、自分を取り巻く環境は常に変化しています。

その環境の変化のひとつが、最近になってTwitterを通じていろんな方からお声がけいただくようになったことです。そのなかには、人生の大きな目標にもっと早く 近づける可能性がある話もあります。

現時点のプランBに固執することなく、環境の変化や与えられたチャンスに応じてプランBをリバイスしていくことこそ、私がこれから持っておきたいプランBです。

5. まとめ

陸上自衛隊に入隊し、10年ほどの幹部経験を経て、現在は航空業界で危機管理担当をされているわびさんに今回は記事を書いていただきました。

僕個人の話となりますが、実は身内に自衛隊(しかも陸上自衛隊)がいるので、割と身近に接してきたのですが、災害・有事などに常に隣り合わせの生活をしており、まさに「想定外の事態(災害・有事など)が発生した際に、常にプランBを持っていなければ、危険と隣り合わせ」だなと感じておりました。

「失敗したら怒られる」といった会社員の緊迫感ではなく、「失敗したら死ぬかもしれない」といった緊張感を持って僕の身内も仕事をしております。

わびさんもそんな自らが体験された経験をベースに発信されているからこそ、プランBを持つ必然性が以前よりも高まっている昨今、多くの会社員や学生といった方に刺さっているのでしょう。

「今までの知識と経験を武器として、迂回を企図する」

これは全会社員が頭に叩き込んでおくべきフレーズで、「今いる環境が無くなっても生きていける」という状態を維持し続けることが、最強のプランBだと僕自身も感じております。

そんなわびさんが、仕掛け続ける(変化し続ける)プランBが今後どうなるのか。

2021年もわびさんの動向に目が離せません!!

※まだ明かせないとのことですが、2021年は、驚くべき企画が現在進行中のようです。

そんなわびさんといつか直接お会いする機会を楽しみにしておりますので、今後共どうぞ宜しくお願いいたします。

今回は貴重な記事をご寄稿いただきありがとうございました。

6. この記事を書いた人

わびさん

わび

Twitter:@wabisabist

陸上自衛隊に入隊し、10年ほど幹部自衛官として勤務し、転職後はある市役所で防災兼消費者行政担当として1年半ほど勤務。その後、再度転職、現在は航空業界で危機管理を担当。

Twitterでは転職や働き方、心の健康について発信

 

7. あなたのプランB

この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。

強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。

副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。

自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。

「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。

プランBのすゝめ

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