プランBとは「代替案」という意味の言葉です。
キャリアにおいて良質なプランBを持つことはとても重要です。
プランBがあれば経済的・精神的な余裕が生まれ、プランAにも良い影響がでます。
プランBの重要性は別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。
プランBのすゝめプランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。
中には自分が準備するべきプランBとは何か、どうやってプランBを考えれば良いかわからないという人もいるでしょう。
そこで様々な方に「あなたのプランB」は何かをお聞きし、皆さんの人生におけるプランBの考え方の参考にしてもらおうと思いました。
今回は、コンビニの店長から転職し、ベトナム駐在を果たし、一方で英語初心者に人気のブログ「わんわん英会話」を運営しているというわんわんさんに「あなたのプランB」について書いていただきました。
わんわんのプランBの概要をまとめてみました。
コンビニ店員から、アメリカに留学し、大きく人生を変えたわんわんさんのプランBは皆さんがプランBを考える上でとても有益な情報ばかりなのでぜひ参考にしてください。
目次
1. わんわんさんのキャリア
どこにでもいるコンビニ店員。それが僕の社会人としての、はじめての仕事でした。どこにでもある平凡な人生です。
ある日ふと、このような考えが頭をよぎりました。
「つまんない大人になっちまったな。」
これが、僕が英語の勉強をはじめた理由。はじめて海外に出たのは27歳。英語のおかげで世界は広がった。景色が変わった。人生に遅すぎるなんてことは無い。
— わんわん@英語頑張る (@wanwan_english) February 4, 2020
「つまらない大人になってしまった。」
人生を変えてみようと20代後半にしてアメリカへ留学、帰国後は船乗りとして働き、港から港へ船に揺られていました。その後はベトナム駐在員へと転職。
こんな変わったキャリアを持つ男の考えるプランBに興味はありませんか?
こんばんは、わんわんです。今日は僕の考えるプランBについて紹介をさせて頂きます。
2.わんわんさんにとってのプランB
まず、僕にとってのプランAとは「レール」です。
「このままレールの上を走っていれば、大きな失敗はしない。」
僕は現在、ベトナム駐在員の任期が終わり、日本で会社員をしています。優良な会社で、毎年昇給もあり残業はほとんどありません。
終身雇用が残る昔ながらの日本の会社です。
2-1. 目的地に続いているもう1つのレール
次に、僕にとってのプランBとは「目的地に続いているもう1つのレール」のことです。
僕の場合、海外での事業に興味があり現在の会社へ入社をしました。
ある日会社が、海外事業撤退の方向へ舵を切りだした時に、「あれ?このレールに乗っていると、自分の目的地から離れていくな。」と感じ、目的地に続いているもう1つのレールを探し始めました。
2-2. レールを乗り換えるためにしている事
僕がプランBを実現させるためにしている事が3つあります。
その1 プランBを明確にする
例えば、「海外で仕事がしたい。」とした漠然としたプランがあるとした場合、明確にしておきたい事として下記のようなものがあります。
僕の好きな言葉に、 If one does not know to which port one is sailing, no wind is favorable. 行き先を知らぬ者には、どんな風も追い風にはならない。 – Seneca(セネカ) という言葉があります。 行き先が決まっていなければ、どんな風も追い風にはなりません。目的地が決まってこそ、我々は目的地に向かう事が出来ます。下記は僕のプランBとその為に必要なスキルです。 わんわんの目的地は次の通りです。 僕がプランBの実現に必要だと思っているのは、プランBに必要とされるスキルを持つ事です。この際、スキルは錯覚資産でも問題ありません。 転職にも強く、スキルの証明がしやすく、実力以上の評価がされやすいスキルが2つあります。 英語力とマーケティング力です。 例えば、イシコさんの記事「【コスパ最強】TOEIC900点を目指すべき理由と勉強法を解説」では、このような事が書かれています。 「TOEIC900点はコスパ最強の錯覚資産で、本物の資産を手に入れる強力な武器になりうる」 TOEICではありませんが、僕がベトナム駐在員に転職した際にはアメリカ留学という履歴が錯覚資産として強い効果を発揮しました。 実際には、TOEICが高得点で留学を経験していたとしても、ビジネスで英語を使えるレベルに達していない人が多くいます。 またマーケティング力に関しても、現代は誰もがブログやツイッターを簡単に始められる時代です。月に〇〇PVのサイト運営をしている。〇〇人のフォロワーがいるというのもマーケティングの実績(≒錯覚資産)として活用が出来ると思います。 僕は実際に、こうしたマーケティングの実績をつくることで、企業のマーケティング担当への転職をプランBとして考えています。 プランAからプランBに舵を切るためには、「いつまでに」ということを決めておくと、自分を後押ししてくれるのでおすすめです。 レールの例えで言えば、「〇〇駅で乗り換える。」という事を決めておくことです。 乗り換えるべき駅で乗り換えなければ目的地から遠ざかってしまいます。 僕の場合だと、ベトナム駐在員としての仕事は終わりましたが、引継ぎの一部が仕事として残っており、引継ぎが全て終わったら転職をすると決意をしています。 2-3. プランBを持った事による変化 プランBを持つ事で、プランAにも良い変化がありました。 僕はマーケティングの実証の場としてツイッターやブログ運営していますが、「記事を書く経験」が、本業での仕事にも影響を与えました。 「どのように順序だてて説明をすればわかりやすいのか?」といった文章スキルが会話での説明力にも影響を与えているからです。 一見プランAとは関係の無いと思っていたプランBのために身に着けたスキルが、プランAで生かされた例です。 僕の場合、プランBを考える際は第三者視点というものも大切にしています。 誰かに話をすることで自分の考えが整理されるといった理由もありますが、第三者の視点から気付きを得る事が出来るといった理由があります。 例えば、僕が転職エージェントを活用して転職活動をしていた際には、自分が勝手に狭めていた転職の可能性を広げてくれるようなアドバイスがありました。 「英語を使った海外での仕事」というと海外営業や品質管理のポジションを真っ先に思い浮かべがちですが、現地に駐在し連絡調整役を行うアドミ職というポジションがある事を担当の転職エージェントが教えてくれました。 上記の通り、ビジネス経験と英語力がある一方で専門性が無い未経験者が転職するにはうってつけのポジションです。 珍しいキャリアですが、僕はコンビニ店員から船乗りを経て、駐在員枠での採用をされ現在の会社へ入社をしました。 船乗りや駐在員という仕事を知っている人から見れば、「そんなキャリアは不可能だろ・・・。」と思われるかもしれません。 なぜなら船乗りという仕事は、本来であれば専門の学校を卒業していなければ門は開かれていませんし、駐在員という仕事も、本来であれば社内の優秀な人間から選抜されるものだからです。 うまく転職が出来たのは、戦略として人手不足の中小企業に絞って転職活動をしていた事と時代の波に上手くのった事が功を制したと思っています。 例えば、商社やメーカーであれば海外で働きたい人も多いと思いますが、現在私が在籍してる田舎の中小企業には海外に出たい人などいません。 一方で、日本政府は海外に出る企業を後押しする支援の予算を多くもっており、支援を利用し海外に進出を考えている中小企業が存在します。 こうした企業では海外に進出を考えていても、海外に精通した人材がいないという悩みがあります。 このようなニーズを狙う事で、うまく転職が成功したものと思います。この話の詳細を知りたい人は僕のブログの記事にも詳しく書いてあるので覗いてみてください。 参考:未経験から英語を使った仕事へ転職する方法【体験談あり】 企業だけではなく、多くの個人がブログを運営し、ツイッターで情報を発信しています。 一方で、情報を知りたい人も企業のサイトだけではなく、個人の運営しているブログやツイートでの口コミを参考にして商品を買う時代です。 僕は現在、プランAからプランBへの転換期へと差し掛かっていますが、プランBへの転換を終えた後も、引き続き自身の運営するブログやツイッターの運営には力を入れていく予定です。 自分のコンテンツを持ち、ブログ運営やマーケティングの力をつければ、フリーランスとしての道も視野に入れる事が出来るからです。僕は英語学習初心者に向けた情報発信をしていますが、独自のコンテンツ造りにもっと時間を使いたいという想いがあり、将来は独立も視野に入れています。 僕はもともと英語が苦手で、外人さんに道案内すら出来ないほどでした。 僕が英語学習をはじめた当時は、「英語 初心者」とグーグルで検索をすると、実際に初心者によりそった情報が掲載されたサイトは少なく、高額の商品を案内するようなサイトがほとんどでした。 結局何を勉強して良いのかわからず、あれこれ手をだしていた時期があります。 自分自身の経験から、これから英語の勉強をはじめる人の、英語学習のハードルが下がればと思い、ゆるい犬とペンギンのイラストを用いた英語の解説をツイッターではじめました。 反響がよく、1年間でフォロワー数は3万人となり、多くの方に暖かい言葉を頂いております。 「このツイートがきっと英語で苦しんでいる人を救う。」そういう想いで発信を続けています。 コンビニ店員から、27歳にして初海外でアメリカ留学。 帰国後は船乗りとして働き、港から港へ船に揺られていました。その後はベトナム駐在員へと転職。 そして今は会社員の傍ら、「わんわん英会話」という初級者向け英会話に大人気のブログ運営。 このキャリアを見て、プランBをお願いしない手はありませんでした笑。 「英語を使って海外で仕事をしたい」と考え、戦略として人手不足の中小企業に絞って転職活動をしていた事と時代の波に上手くのった事が功を制した。 キャリアを選ぶ際に「自分が実現したいこと」に対して、どのようにアクションを取れば実現できるのか、まさにお手本のような戦略ですね。だからこそ、コンビニ店員→船乗り→海外駐在員と、一見一貫性がなくて非常にユニークなキャリアを歩むことができているのだと思われます。 また大人気ブログを通して個人でマーケティングの実績をつくることで、企業のマーケティング担当への転職をプランBとして捉えている。 「プランBの布石として、個人での発信を高めている」 ということを体現されている方だと改めて認識致しました。 これからも、わんわんさんの記事、そしてキャリアの動向に目が離せません。 コンビニ店員→船乗り→ベトナム駐在員→日本で会社員→??? 次はどんな道を歩まれるのか、そして「わんわん英会話」の行く末を楽しみにしています! この度は記事を寄稿いただき、改めて感謝申し上げます。 わんわん ブログ:わんわん英会話 英会話初心者のためのコンテンツを発信しています。 ツイッター:https://twitter.com/wanwan_english この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。 強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。 副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。 自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。 「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。
その2 プランBに必要なスキルを持つ
その3 プランBに向かって舵を切るタイミングを決める
3. 第三者視点から気付きを得る
その他、転職エージェントを使い倒す方法については、イシコさんの記事「【おすすめの転職エージェント】プランBとしての転職エージェントの使い方」を参考にしてみてください。4. コンビニ店員からベトナム駐在員までの道のり
5. わんわんがこれから持っておきたいプランB
6. わんわんに込められた想い
7. まとめ
6. この記事を書いた人
7. あなたのプランB
コメントを残す