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【あなたのプランB】2. 針鼠(hari)

プランBとは「代替案」という意味の言葉です。

キャリアにおいて良質なプランBを持つことはとても重要です。

プランBがあれば経済的・精神的な余裕が生まれ、プランAにも良い影響がでます。

プランBの重要性は別の記事で説明していますのでこちらを参照ください。

プランBのすゝめ

プランBの形は人によって異なり、「転職」や「英語」などのスキル・資格でもあり得ます。

中には自分が準備するべきプランBとは何か、どうやってプランBを考えれば良いかわからないという人もいるでしょう。

そこで様々な方に「あなたのプランB」は何かをお聞きし、皆さんの人生におけるプランBの考え方の参考にしてもらおうと思いました。

今回は、Twitterでは約1万5千人にフォローされており、僕と同じように大企業からベンチャー企業への転職経験がある針鼠(hari)さんに「あなたのプランB」について書いていただきました。

皆さんがプランBを考える上でとても有益な情報ばかりなのでぜひ参考にしてください。

1. 針鼠(hari)さんのキャリア

はじめまして。針鼠(hari)と申します。

私は現在ベンチャー企業で事業開発を担う傍ら、仕事やキャリアの悩みに関するブログ「仕事の悩みに、仕事カフェ」を運営しています。

この度光栄にもイシコさんにお声がけいただき、「あなたのプランB」を執筆いたしました。

正直に申し上げると、連載の第一回が三村さんとお聞きした直後は荷が重すぎてこの依頼をお断りすることも考えました。

しかし、匿名アカウントを運用するようなまだ何者でもない30代前半。

そんな普通のビジネスパーソンの「プランB」が少しでも皆さまの参考になるのであればと思い書かせていただきました。

お付き合いいただければ幸いです。

従業員1万人の大企業から未上場ベンチャーへ転職

わたしのキャリアは以下の通りです。

  • 新卒で従業員1万人以上の大企業に入社。
  • 法人営業(海外駐在含む)、採用、新規事業開発を担当。
  • 30歳で未上場のベンチャー企業へ転職
  • 現在はベンチャー企業の事業開発マネージャー。

そんな私のプランBをお伝えします。

2. 針鼠(hari)さんにとってのプランB

「大企業に安住せず、とにかく選択肢を増やす行動をする

これが20代の私のプランBでした。

プランAだけではリスクが大きすぎる

新卒で入社した会社は従業員1万人以上の大企業。

運良く人気企業と言われる会社に入社できた私ですが、一生その会社で働くとは最初から考えていませんでした。

というのも、就活の直前にリーマンショックが発生。どんな大企業でも「安定」はないということを目の当たりにしたからです。

さらにこれからの時代はグローバル化やデジタル化で環境変化がさらに激しくなる。

そんな時代に、1つの会社で20年も30年も働ける前提でキャリアを考えること自体が大きなリスク。

本業に必要な知識やスキルを身に着けて、成果を出す。部署を異動しながら社内ネットワークも広げて出世していく。

そんな思いで本業に励みましたが、「これからの時代、果たしてそれだけで本当に良いのだろうか」という考えが常に頭にありました。

おなじ会社の40代50代の方々を見て、会社が傾いたときにその待遇を維持して他の会社で働けるか?と考えてみても、答えは完全な「NO」。

加えて、大企業ならではの独自ルールや古くから変えられない理不尽な慣習、文化などもあり入社早々から疑問を感じる場面も多々ありました。

「とにかく選択肢を増やしてみる」これが20代のプランB

「本業以外でも何か動いておかなければ」

そんな漠然とした思いを持つ一方で、当時はやりたいことなど特にありませんでした。

そうであれば、「やりたいことが見つかったときのために」今はとにかく選択肢を増やすために動いてみよう。

そんな考えのもと、本業とは別に次の通り動いてきました。

  • 社会人2年目で複数の転職サイトに登録。定期的に転職エージェントと面談し、まずは今の自分の選択肢を知る。
  • 英語力を磨いてどこでも誰とでも働ける基礎をつくる(結果的に、TOEICは630点→935点)
  • 平日夜、土日で国内の大学院に通学。経営学修士(MBA)を取得

プランBがプランAに与えた影響

「とにかく選択肢を増やしてみる」というプランBによって、結果的に本業にも次のような良い影響が出ました。

  • 当時としては最年少で海外駐在のチャンスを掴めた
  • MBAで仕事の原理原則を学んだことで、本業で成果を残せた
  • 希望していた採用関連の仕事やグローバル規模での新規事業開発を担当できた

ここまで書いて、自分は所謂「意識高い系」なんじゃないかと思えてきました。

自分の考えや行動をかなり抜粋して書いているので、そう捉えられてもおかしくありません。

ですが私は基本的には人から「気まぐれ」と言われることが多い人間です。

その一方で、自分では自分のことを「超安定志向」だと思っています。

人生の安定を求めるために、1つの場所に安住せずいろいろなことに手を出してみる。

やや逆説的ではありますが、これが私の根幹をなす思考法です。

ここでは書けないような多数の失敗もありますし、試してすぐに投げ出したことも無数にあります。

そんなに高尚な人間ではないことをご理解ください。

* * *

少し余談です。

MBA、特に国内大学院での取得については賛否両論の意見があります。

私自身、MBAという学位そのものに意味はないと考えています。

MBAを取得すれば会社経営ができるわけでは当然ないですし、この学位自体が転職市場で評価されるという類のものでもありません。

しかし、それを取得する過程で得られる知識や思考法はビジネスの原理原則と言えるもの。

私の場合、すごくシンプルに言うと例えば以下のような形でMBAの学びを仕事に活かすことができました。

  • 法人営業時代:アカウンティングを学ぶことで顧客の財務諸表を分析して新たな提案につなげられた。
  • 新規事業提案:ベンチャー経営者としての事業創出手法とVCの視点での事業評価方法を本業での事業立案に取り入れ、会社に採択された。

2年間平日夜と土日は結構な時間をMBAに費やし、周りからは「よくやるな」とも言われました。

しかし誰にも強制されることなく自分で関心を持って始めたこと、かつ得られた知見を本業ですぐに試してみるといったサイクルを回せていたことから、通学を一度も苦痛に感じたことはありません。

周りからは努力をしているように見えたかも知れませんが、自分自身はそれを努力と思ったことは一度もなく、単純に楽しいから続けられたというのが本当のところです。

そしてなにより、講師にも学生にも「仕事を心底楽しんでいる」人がとても多かった。

こういった方々の考え方や価値観に20代で触れられたのは、何物にも代えがたい経験です。

* * *

プランBがもたらしたベンチャー企業への転職

話を戻します。

新卒で入社した大企業でやりたい仕事を存分にやらせてもらった後、30歳にしてベンチャー企業への転職を決断しました。

これも、「とにかく選択肢を増やす」というプランBを持って行動してきた結果であると考えています。

大企業で様々な仕事をしながら選択肢を増やした20代。

海外で働いたりMBAで学ぶ過程で、新たなテクノロジーによって価値を生み出す事業や既存の産業の穴をつくビジネスに関心を持つようになりました。

転職先は急成長企業。

当然大企業よりもカオスな状況。

そんな環境で、既存のプレイヤーがなし得なかった新たな価値を社会に届けるべく日々奔走しています。

スピード感もあり試行錯誤の毎日ですが、20代でプランBとして行動する過程で培ったスキルや考え方が役立っています。

* * *

少しだけポジショントークです。

無責任は百も承知ですが、大企業でキャリアをスタートしてからベンチャー/スタートアップなどの成長企業に移るのはこれからの時代おすすめしたい選択肢。

決して楽な道ではありません。

しかし終身雇用が崩壊する時代に大企業で悶々としているぐらいだったら、キャリアの幅を広げるという意味で飛び込んでみても良いのではないでしょうか。

詳しくは私のブログにも大企業で働く方に向けた記事がいくつかあるので、宜しければご参照ください。

* * *

すぐに転職するつもりがなくても、転職サイトに登録して「転職活動をしてみる」ことは自分の立ち位置を知る非常に良い方法です。

できれば複数の転職エージェント(リクルートエージェントdodaJACリクルートメント等)に登録して一度は面談してみることをおすすめします。

3. プランBを考える上で影響があったもの・人

キャリアを考えるきっかけになった2冊の本

2冊の本をご紹介します。「WORK SHIFT」「LIFE SHIFT」です。

どちらもリンダ・グラットン(Lynda Gratton)氏の著書。

「WORK SHIFT」は私が社会人2年目のときに出版されました。

これからの環境変化とそれに伴う働き方の変化が丁寧に解説されており、「一生1つの会社で同じような働き方をすること」を前提とした考え方に大きな焦りを持つきっかけになりました。

「LIFE SHIFT」はまさに大企業からベンチャー企業に転職するか迷っていたときに読んだ本。

これを読んで、いまの自分の状況ではベンチャーへの転職が圧倒的に理にかなっていると確信し転職を決断しました。

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匿名アカウントの運用も実はプランB

加えて、Twitterも私のキャリアには大きな影響を与えています。

社会人2年目から始めたTwitter。

本業の会社以外で活躍するビジネスパーソンの発信内容はプランBを考える・実行する上でも大変参考になりました。

お世辞でもなんでもなく(笑)、まさにイシコさんは早い時期から「これからのビジネスパーソン」の代表として発信をされており、大いに参考にさせてもらいました。

いまは針鼠(hari)という匿名アカウントで発信していますが、仕事論やキャリアについての考え方で多くの方に共感をいただき、自分の方向性に自信をもたせてくれるツールにもなっています。

4. これから持っておきたいプランB

わたしのこれからのプランBは、「個人としても社会に価値を届ける」ことです。

20代で持っていたプランB「とにかく選択肢を増やす」はある程度達成できました。

次のステップは、本業で働く会社とは別に個人として価値を生み、それを社会に届けること。

匿名アカウントではありますが、ありがたいことに最近は個人としての仕事のオファーをいただけるようになってきました。

例えば私の運営するブログは「仕事に悩んだりキャリアに迷っていた過去の自分自身へ」がコンセプト。

そんなブログでも多くの方が「役に立った」と言って価値を感じてくださる。

また、本業で得た知見を基に発信していたところ企業からコンサルティングのお声がけをいただくケースも出てきました。

そういった形で、今後も個人として誰かの役に立つようなことをしていきたいと考えています。

キャリアも「ポートフォリオの分散」を

投資の世界では常識ですが、個人のキャリアにおいても「ポートフォリオの分散」は必要になってくると考えています。

個人として複数の顔を持って社会に価値を届けることによって、働く会社に依存しない生活の基盤をつくる。

同時に、社会的に価値を生む仕事・多くの方の力になる仕事を本業に限定せず多方面でやりたいと考えています。

決して本業が楽なわけではありませんが、幸い今のベンチャー企業は働き方も比較的柔軟に選べます。

1つの会社の社員として本業で成果を出し続けながら、個人としても社会に価値を届ける。

そんな次世代型のビジネスパーソンを目指しています。

最後に:「君に背骨はあるのか」

ここまで書いて終わりにしようかと思いましたが、前回の三村さんの記事で述べられていた「君に背骨はあるのか」。この言葉が私の中でも深く刺さっています。

正直に言うと、この問いに対する明確な答えはいまのところ持ち合わせていません。

一方、三村さんのお言葉を何度も読み返していま自分が考えていること。

それは「いまはまだ背骨がなくてもいい。今後数年かけてその背骨を探していこう」

幸い今は個人としても様々なことにチャレンジできる時代。

フットワーク軽くいろいろなことを試し、自分の背骨を探していこうと考えています。

これから、皆さまの「プランB」が聞けることを楽しみにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

5. まとめ

針鼠さんとは、2年前の2018年のGWに実はオンライン対談を一度実施しており、今回はそれ以来の、コラボとなりました。

(すっかり、ご無沙汰しておりました!笑)

当時は就活の話をしたと記憶しており、針鼠さんのキャリアについてお伺いする機会がなかったのですが、大企業から未上場ベンチャーに転職されており、その過程で「プランB」をしっかり構築されておりました。

注目すべきは「とにかく選択肢を増やす」というプランBを掲げた結果、「本業(プランA)でも大きな成果を上げることができた」点ではないでしょうか。

「たられば」の話になってしまいますが、仮に針鼠さんが転職をせずに残留するという決断を下していたとしても、「選択肢を増やす」行動をした針鼠さんは、きっと大企業でも希望の職種で活躍されていたことと思います。

そして、新天地では次のプランBを見つけてご活躍されていることからも、前回の「三村社長のプランB」にもあったように「プランBは時間と共に変化(進化)する」ことが針鼠さんのご経験からも伺うことができました。

これからの針鼠さんの動向にはこれからも注目させて頂きたいと思っております。

最後になりますが、第一回の大企業の社長の次の寄稿を引き受けてくださり、誠にありがとうございます。

荷が重い状況であることを分かっていながら笑、やはり針鼠さんのお考えをお聞きしたかったので、お願い出来てよかったなと改めて感じております!

本日はありがとうございました。

6. この記事を書いた人

針鼠(hari)

ブログ:「仕事の悩みに、仕事カフェ」https://shigoto-cafe.com/

仕事やキャリアの悩みを解決する方法、他者と一歩差をつける思考法などについて発信しています。

ツイッター:https://twitter.com/harinezumi_vc

プランBのすゝめ

7. あなたのプランB

この記事を読んでわかるように、成功している人の多くはプランBを常に考えて行動しています。

強力なプランBがあることでプランAはより輝きます。

副業(プランB)という副収入があるから本業(プランA)の選び方が変わる、転職の選択肢があるから本業でも挑戦できる、英語を勉強すれば仕事、生活の幅が広がる。

自分に最適なプランBを考えて、人生をより豊かにする生き方を見つけましょう。

「プランBのメリットとは何か?」「どうやってプランBを考えて良いかわからない」という人は、まず僕が説くプランBを読んでみてください。

プランBのすゝめ

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